むくみが酷かった担当患者さん。

患「足も象みたいでね。どんどんどんどんと。鉛のように、水に浮いてるような気分でいたのです。もう私は駄目だと思って弟子や仲間や友人に入院する前にお別れをしてきたんです。絶望だったんです。色んなところで色々なものを受けてきましたよ。でも駄目だったんです。でも、ここに来て変わった。あなたと〇〇さんのリハビリのおかげで象みたいな足じゃなくなって、足を取り戻した気がしたのです。本当に感謝している。でもね、この事を私、本当に感激して看護師さんに言ったんだ。でもね、こう言われて驚いた。。。」


看「凄いですね!!お薬が効いたんですね!!」


患「私は、物凄く寂しい気持ちになった。あなた達の仕事が物凄く下に見られている事を。確かに、薬や治療の効果もあるのは理解できる。しかし、私は肉体、肌で感じている。手を使う仕事をしていたから分かるんだ。。でも、看護師さんが言うことも分からんでもない。あなたと〇〇さんが休みに入ってもらった人とあなたたちは違うし、他の病院の人とも互いに良い所悪い所それぞれが全く違う。リハビリの中でも色んな人がいる。そう、いろんな病院や整体院を経て思ったんですよ。整体院が良いのは初回だけです。五回通ってみたらこの人はお金の為に私を触っているんだなと感じます。」


この方へ私は、飲水量とリンパドレナージ(頸部、体幹、下肢)とセルフトレーニング(上下肢自動運動、頸部リンパケア)、呼吸リハビリ(胸郭可動域練習、肋骨捻転、シルベスター法を意識した坐位立位での上肢挙上運動、横隔膜、鎖骨下筋リリース)、歴史や社会情勢についてのお話、、を行なった。何も特別変わった事はしていない。でも、初期評価の時点でこの方の下肢を見てもうろたえなかった。2ヶ月のリハ介入でセルフケアが定着すれば退院しても象の様な浮腫やすい下肢にはならないのではないかと予測した。

少しづつ浮腫が改善していくのを感じてペアのOTさんとしているリハビリは核を得ているのではないかと思った。


患者さんから涙が出そうな位嬉しいと言われたか、私は仕事している上で当たり前のことしかしていない。でも、ほんの少しだけ嬉しかった。こう言う気持ちって大切にしたいと思う。。

しかし、患者さんに医療職としてリハビリが下に見られている。とご指摘を頂いたことは私がとりまいているチーム医療として見直すべき点が多すぎると感じた。言葉や文章にうまく表せないけれど、今の自分にとって大切な事を、、ふと我に返った、そんな気がした。。

人生の先輩である患者さんから学ぶ事、多いです。

あなたがとりまいている〇〇さんの為の環境は、どうですか?