前回の続きです。
前回→
IASBのいけてなさ1
◆遅延の原因
予定は遅れるし、会議もグダグダなのは、IASBは監査法人出身者が多いことと無関係ではないと思います。
こういったプロジェクトでは、プロジェクト管理とファシリテーション能力が大事になると思うのですが、監査法人では磨かれないと思ってます。かく言う私も、コンサル入って初めてその二つの用語を知りました。
■プロジェクト管理
肝は、一度きりのプロジェクトで、適切な予定を組んで、予定通り終わらせることですかね。
監査は反復継続が原則ですから、プロジェクトとは言えず、予定の策定が簡単なので、プロジェクト管理能力は養われません。
たまにIFRS導入プロジェクトなんてやると、遅延しまくりで遅れを取り戻すのに人を大量投入して、結果大赤字、なんて良く聞きますね。
■ファシリテーション(会議の仕切り)
肝は、会議がブレスト(頭の体操)目的なのか、何か決定する目的なのか、会議の目的をはっきりさせ、そのために準備をしっかりすることです。
決定させる会議は、大人数で議論しても決まるわけないです。
・事前に、出身者に決めたい方針を伝えておく
・反対者とは徹底的に議論して根回し
の二つが大事です。
ISSBは監査法人出身者の集まりだけあって、予定はグダグダ、会議も決まらないと悪い見本だと思います。
日本の企業会計審議会でのIFRS議論もまさにそんな感じで、議事録を見ると何も決まってなく、イライラします。
今でこそ言えますが、監査法人の人にもコンサル能力の基本ぐらいは知って欲しいと思います。
