The pulse of life

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◾️“安心リラックスの真の力”を使って、普通の人が普通なまま、物心ともに豊かに暮らす心理セラピー・カウンセリング◾️自分を縛る思い込み&身体感覚の解放と行動パターンの変容◾️健やかな心身・衣食住・働き方・人間関係・パートナーシップ◾️セッション数2,000件超

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セッションの感想をいただきました。

ご了承を得て、ご紹介します。

 


----------ここから----------


 

(40代女性 Tさん)


 

亜紀先生

お久しぶりです。


 

今日は、自分の変化に気づけて嬉しかったので文章にして残しておきたいと思いメッセージしています。


 

以前から継続セッションを受けてくれていた生徒さんに、セッションをしました。


 

少し久しぶりだったのですが、セッションの前に、今の私のまま正直な気持ちを大切に、できるだけ相手の力になる事を胸に誓ってセッションに挑みました。


 

どうしても、いわゆる素敵な私ではない私なんかにセッションなんて、ガッカリさせてしまう。。。


 

私なんかじゃ力になれない。。。


 

悪影響を及ぼしたら大変だ。。。


 

くらいの気持ちがあったのですが、今回のセッションの中では


 

『こんな状況のわたしだからこそ』

届けられた言葉や気持ちが沢山あった事に気がつけました。


 

そして、それが発せられたのは、私が私を受け入れつつあるからだなと感じました。


 

自分を責める気持ちがゼロにはまだならないですが、10%くらいになりましたし、


 

凄く視野が狭くなっていましたがそれも広がりつつあるのも感じます。


 

離婚する事は、8.5割決めていてそう思うとかなり気持ちが楽になったのも大きいかと思います。


 

この事を詳しく話していなかった妹にも話せたり、友達にも話せた事も助けになりました。


 

今は、地元に1ヶ月程帰省中です。


 

同い年の赤ちゃんがいる妹のうちに住み込み、友達に会ったり妹と遊んだり、お買い物したり楽しい時間を過ごしています。


 

離婚後に住みたい地域をみてまわったり、通わせたい保育園を見学したりワクワクもしています。


 

弟には会っていませんが、それ以外の家族に沢山応援されていて、愛されている事も実感できています。


 

深く関わる家族だから、複雑な想いも混じりますが、それでも、改めて家族の存在に対して好きだな、ありがたいなと感じる毎日です。


 

以前は、うっとおしいな!関わりたくない!という気持ちも大きかったですが、


 

でも、こんなに助けてくれるなんて、そして、楽しい時間が過ごせるなんて、ざっくり考えるといい家族やんと思いました。


 

家族を許したくない


 

という気持ちが、以前は強くありました。

しかし、今は感覚的にですが、とけつつあるように思います。


 

離婚の話や育児の話を妹やお母さんにする中で、自分が分かって欲しかったことや、辛かった事など、表現できてるのが大きいかもしれません。


 

もう、そうなるとこの結婚はプラスがとても大きく感じてきました。


 

いろんな経験をさせて貰って、器が広がっているんだと思っています。


 

他人にこのように表現できるのも、亜紀先生のセッションで感情をさらけ出せた事が大きいと思います。


 

自分を認めれる部分が増え、生きやすくなったと感謝しています。


 

----------ここまで----------


 

Tさんありがとうございました。


 

状況自体は変わらなくとも、物事の受け取り方、考え方、感じ方が変わると、世界の見え方が変わります。


 

世界の見え方が変わると、行動が変わり、やがてその行動は新しい習慣となり、習慣がわたしたちの暮らしを創っていきます。


 

だから、問題は外側にはありません。

絶対にあり得ません。


 

行動を変えるとき、多くの場合、最初は勇気が必要です。


 

何年、何十年と続けてきた、愛されるため、受け入れられるため、傷つかないための習慣を変えるには、少なからず負荷がかかります。


 

たとえば、「わたしをわかってくれる人はこの世に一人もいない」という信念を抱き続け、


 

自分の本当の気持ちを隠し続けることで傷つくことを避けてきた人が、


 

(たしかに、隠れていれば傷つくことはないかもしれないけれど、そうしている限り、本物の共感や安心は得られないという別の代償を支払うことになります)


 

外に向かって自分の気持ちを表現してみようと決意する。


 

めちゃ怖いよね。

わかる人にはわかると思う。


 

人によっては奈落の底に突き落とされるくらいの身体感覚が伴うこともあると思います。


 

もちろん無理は禁物。

まずは、セッションなどでその身体感覚や信念を緩めるところから始める必要があると思いますが、


 

でも、最終的には、「自分の気持ちを表現する」ということをやってみるしかないんよね。


 

少しずつ、

焦らず、

ゆっくりでいいから。


 

 

今日は全然言えなかった。


 

今日は声がうわずった。でも、言えた。


 

今日はうまく言葉にならなかった。


 

今日は言い過ぎた。


 

今日は結構うまくいったかも。


 

今日はめっちゃすべった。はずっ。


 

今日は割と冷静に言えた。


 

今日は言いながら泣いちゃった。


 

今日はあえて何も言わないようにしてみた。


 

今日は前よりも楽にできた。


 

今日は・・・

今日は・・・

今日は・・・


 

 

この積み重ねです。


 

子どもの頃、自転車に乗れるようになったり、ひらがなが書けるようになったりしたのと一緒。


 

一朝一夕にはいかない。


 

だから、セッション直後に「これで人生が変わりそうです!!」みたいな感想をいただいちゃうと、逆に心配になったりもします・・・笑


 

大きな気づきを得て、

(もちろん気づきは大きな収穫です)


 

テンション上がっちゃっているだけのことも少なくないのでね。

(それか、わたしに気を遣っているか)


 

 

自分を制限する信念に気づき、なぜその信念が必要だったのかをよく理解し、自己受容する。


 

そして、手放しに向けて、行動の変化を起こし、積み重ね、習慣として熟成させていく。


 

自分のものにしていく。


 

これが本物の変容だと思っています。


 

いつも地道なことばっかり言ってごめんね・・・笑

 

 

 

これからもTさんの、

そして、あなたのチャレンジが楽しく続きますように。

(困ったことがあったら、また来てねー)


 

心理セラピスト石橋亜紀

 



 

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前回の続きです。

(読んでからの方がわかりやすいです指差し


 

Aさんはこう尋ねてくれました。


 

「こどもの頃に身につけた生き延びるためのルールが発動してしまうのだとしたら、


 

わたしは自分を守るため、母親からの理不尽を我慢して受け入れてきました。


 

だとしたら、夫の借金が発覚したときにも黙って我慢してしまいそうなものですが・・・


 

なぜ、わたしは夫に怒りをぶつけてしまったんでしょう」


 

わかるー。

本当にそう。


 

 

親子間で連鎖するのは、世界観(グランドルール)です。


 

わたしも勉強を始めたての頃は、このあたりのことがこんがらかってしまったものですが、


 

今、実際のセッション経験を、やる方も受ける方も重ねて思うのは、


 

連鎖するのは、「こういうときにはこうする」という細かいアクションというよりも、「世界観」


 

“相手を厳しく叱責すべし”とか、“黙って我慢すべし”とか、そういう細かい行動パターンも連鎖するのでしょうが、


 

それよりも、もっと包括的な「世界観」のほうが重要です。


 

身体感覚に刻み込まれているけれど、あえて言語化したことはないような、


 

こう、なんとなくばくっとした、でも確実にそこに在る「世界観」。


 

 

そして、その「世界観」を言語化したものが、あなたの世界の「グランドルール」であり、「設定」です。


 

(当たり前過ぎて、自力では気付きづらく、盲点となりやすい)



 

 

森羅万象、この世の中の出来事や現象は、縁起によって、ただ起きることが起きているだけ。


 

そこにあまり意味はありません。


 

わたしたちはそういう外側の世界に、無意識に持ち歩いてる独自の世界観を映し出し、


 

「社会とは、人とは、◯◯とは、こういうものだ」というグランドルール(設定)に従って、独自のストーリーを生きています。


 

(どうせ意味がないんだったら、自分が楽に居られる世界観を生きたほうが断然いいよねー、とわたしは思っております)


 

 

する側とされる側は表裏一体、凸と凹。


 

Aさんが無意識に持ち歩いていた独自の世界観を言語化してみると、こんなグランドルール(設定)が見えてきました。


 

「人というものは、他者を思い通りにしたいときには怒りを使い、相手の中にある、

 


拒絶されること、孤立すること、見捨てられることへの不安を掻き立て、コントロールするものだ」


 

このグランドルール(設定)さえあれば、あとは本人の気質や、状況、特に相手との関係性次第ということになります。


 

相手のほうが上、強者であると感じる場合にはコントロールされる側に、


 

相手のほうが下、弱者あるいは対等であると感じる場合にはコントロールする側に、


 

する側とされる側を行ったり来たりするわけです。


 

だから、表裏一体。


 

こうして、同じグランドルール(設定)をもっている人同士は、凸と凹になり、共同作業で破滅的なストーリーを展開させていきます。


 

 

ちなみに、こんなルールを持ち歩いていない人だったらどうなるか。


 

怒りで相手をコントロールしようなどとしないのはもちろん、


 

不運にも、怒りでコントロールしようとしてくる人に出くわしたら、


 

「そういうの、やめてください」とノーを突きつけるか、


 

「なんかアホな人おるなー。大変そうだなー。聞いてるふりして、早く帰ってネフリみよー」と華麗にスルーするか、


 

いずれにしても、コントロールする側にもされる側にも回りません。

グランドルールが違うからですね。


 

Aさんも、

「たしかに、自立した今でも母の言うことは絶対ですし、上司の理不尽には、わたしが悪いのだと思い、我慢して従っています。


 

一方、部下や、下のきょうだいたちには、イライラしてついキツい言い方をしてしまうことがあって、よく反省するんです。


 

夫は対等ですし、優しくて言いやすいから・・・なるほど、たしかにわたし、する側とされる側を行ったり来たりしていますね」とのこと。


 

 

「怒りのゲーム」から抜ける。


 

これは実際のセッション中に、あるクライアントさんが話してくれたことなのですが、わたしの方で要約してご紹介します。


 

(記事に書くことを了承をいただきました。Hさん、ありがとうございます)


 

--------------‐‐--------------‐‐


 

母は大きなストレスを抱えていて、いつも怒っていました。


 

今思うと、わたしたちを怖がらせることで、言うことを聞かせようとしていたんだと思います。


 

(お母さんは無意識にやっていたのでしょう)


 

幼いわたしは、お母さんに喜んでもらうために頑張りましたが、気に入らないところが次々に見つかるみたいで、何をしても結局怒られました。


 

(もはや怒るために怒っているような状態。これはHさんの問題ではなく、お母さんの問題ですね)


 

そんな環境でしたから、両親や祖母はもちろん、きょうだいも、家族全員で「怒りのゲーム」をしていたような感じがします。


 

相手を否定することで、いかに言うことを聞かせ、自分が優位に立つかというような・・・


 

だから、誰かの失敗を見つけたら、ちょっと嬉しんです。

それを突きつければ、わたしの勝ちになるから。


 

そういうコミュニケーションパターンは今も続いていて、


 

こどもが言うことを聞かないと過剰に怒って物に当たってしまったり、


 

些細なことで夫にキツい言い方をしてしまったり。


 

あ、そういうえば・・・夫のミスを見つけると、ちょっと嬉しくなります。

「これで勝てる」と無意識に思うからかもしれません。


 

お母さんがそんなゲームを持ち込まなければ、どんなに良かっただろうと腹が立ちます。


 

(抑圧してきた腹が立つ気持ちなどの身体感覚を緩めてから、)


 

でも、これも上の世代からの連鎖が起きていただけで、母が一概に悪いということもありませんよね。

仕方がなかったというか。


 

(↑未消化の感情、身体感覚を緩めてからでないと、単に“ものわかりの良い子”を強化するだけなので注意が必要です)


 

でももう、そういうやり方は、わたしの家庭にも、人生にも持ち込みたくありません。


 

わたしは「怒りのゲーム」から抜けます。


 

--------------‐‐--------------‐‐


 

「怒りのゲームから抜ける」というフレーズが絶妙だなと思い、拝借させてもらいました。


 

でもね、このゲーム、AさんやHさんの家庭だけで起きていた特別なものではありませんよね。


 

もうそこかしこ、日本中で、世界中で起きていることです。


 

怒りで相手をコントロールすることが普通だと、家庭、教育の場、メディアなどによって、どれだけ多くの人が刷り込まれきたか。


 

もちろんわたしもです。


 

だからわかるのよー。

本当に、それが当たり前だとも思わないくらい当たり前のことだったから。


 

だけど、冷静に考えてみると、怒りで人をコントロールしようとするって、デメリットこそあれ、本質的なメリットはないですよね。

(あるのかな?)


 

・相手との関係性が悪くなる


・相手から拒絶される


・相手の態度が硬化する


・相手から恨みを買う


・未成熟な人間性を露呈した後悔や罪悪感


・相手も自分も緊張してパフォーマンスが落ちる


・とにかく気分が悪い


 

 

 

ねー、どう考えてもうまくいくわけがない。笑


 

そもそも怒りとは、自分の大切なものを守るために、一歩前に踏み出し、問題を解決するための感情です。


 

ということは、大切なものを傷つけ、挙げ句、何も解決しないこれって、何?笑


 

そう、怒りじゃないんですね。


 

そこに在るのは、本当は、あなたが一番感じたくない感情や身体感覚。


 

恐れ、悲しみ、罪悪感、恥の感覚、無価値感、存在の所在無さ・・・


 

それを怒りもどきでカモフラージュしている。


 

そのほうが、本丸を見るよりだいぶマシだから。


 

ここに気づかないと、どうしても繰り返してしまうよね。

根っこが残ったままだだから。


 

でもさ、


 

やっちゃうときはやっちゃうよねー。笑

わたしもたまにやっちゃう。笑


 

だから、日々、自分の「思考→感情→行動のパターン」に意識的でいる。


 

やらかしそうになったら、ぐっと思い留まる。


 

もし、やらかしちゃったら、それはそれ。

相手に謝り、自分を責めず、こつこつ修正、次回を待って再びトライ。


 

自分責めをしても、本当に、まったく、全然、1ミクロンも意味ないですからね。


 

失敗しても、やめない。

ただ続ける。

今日も1ミリ、明日も1ミリ、明後日も1ミリ・・・


 

地味でまったく惹きのない話かもしれませんが、笑

これしかないし、これが一番の近道だと思っています。



 

さて、今回は「世界観(グランドルール・設定)」が親子間連鎖するというお話をしてきたんですが、もう一つ連鎖するものがありまして。


 

それは何かというと、「自律神経の働き方」です。


 

つづく・・・


 
心理セラピスト石橋亜紀


 
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前回の続きです。


 

Aさんは、自分が夫にしてきたことが、母親が自分にしてきたこととまったく同じだということに気づき、言葉を失いました。


 

あんなに嫌な思いをしたのに、わたしは母親のようにはならないと心に決めていたのに、同じことをしていたなんて・・・


 

不思議ですよね。


 

Aさんは、普段はとても理知的で、「己の欲せざるところは、人に施すことなかれ」を地で行く良識のあるおとなです。


 

だけど、怒りにかられて理性がうまく働かなくなったとき、無意識的に取る行動はかつての母親のようだった。


 

それはなぜか。


 

 

理性が働かなくなったとき、身体がとっさに選ぶのは、幼い頃から繰り返し習い覚えた反応です。


 

こちらでも書いたんですが、


 

わたしたちは、心身に何らかの衝撃を受け、危険を察知したとき、交感神経が優位になります。


 

心拍数が上がり、呼吸が早くなり、血流が巡り、筋肉が収縮して、

 

 

闘うか、逃げるか自分を防衛するために必要なエネルギーを身体の中で産生します。


 

このとき、思考の働きは抑制され、身体が直感的に反応するようになります。

 

 

(脳の感情を司る部分、扁桃体が活性化し、理性を司る部分、前頭前野の働きが抑制される)


 

いわゆる頭真っ白、無我夢中の状態。

命を守るために、落ち着いて考えていられないようになるんですね。


 

そして、理性が働かなくなったとき、わたしたちの身体がとっさに選ぶのは、幼い頃から繰り返し習い覚え、慣れ親しんだ反応です。


 

まだまだ合理的な思考が働かないこどもが、家庭や学校という箱庭の中で学習した、


 

生き延びるため、愛されるため、受け入れられるため、傷つかないために学習した行動パターン。


 

もちろん、その多くは、成長とともに、さまざまな出来事や行き詰まり、人との出会いを通して、より合理的なものへと修正されていきます。


 

こうして、わたしたちは物事に対する対応力を成熟させていくのですが、

 

 

そのルールが、何か強烈な感情体験を経て学習したものである場合は、トラウマ化していることも多く、


 

文字通り「生き延びるためのルール」として、脳に、身体に、神経回路に深く刻み込まれているため、


 

(現実的には生きる死ぬの話ではないけれど、本人にとっては、それほどまでに不快な身体感覚がするということですね)


 

はたから見れば、「そのやり方、ちょっと過剰だよ」とか「ちょっと変だよ」と簡単にわかるようなことでも、


 

盲点となって、自力では気づかなかったり、仮に誰かに指摘されたとしても、


 

強烈な不快感(怒りや恐怖など)が湧き上がってきて、聞き入れることが難しくなったりします。


 

 

でも、これってものすごく健全な反応なんですよ。


 

だって、少なくとも、幼少の頃はそのやり方で、家庭や学校の中で生き延びてきたんですから。


 

むしろ、簡単に手放してはいけなかった。


 

あなたは、とても賢いこどもだったということです。


 

(脳の安定性もあるので、誰しも、いきなり習慣を変えることはできませんしね)


 

 

それ、「過度な一般化」といいます。


 

とはいえ、全人類共通、いや、なんなら全宇宙共通だと思い込んでいるそのルールは、


 

実は、こどもの頃の家庭や学校という箱庭限定の、超・激レア、ローカル・ルールで、


 

おとなになった今となっては、ただエネルギーを消耗するだけで、あなたがに居ることの妨げになっていますよ、ということなんです。


 

たとえば、


 

中学生の頃、5人の女子グループに無視をされたり、嫌がらせを受けた経験から、おとなになった今でも女性、特に集団が怖い・・・という方。

(あるよねー)


 

たしかに、その5人の女子は嫌な子たちでしたね

ものすごく傷ついたし、めちゃくちゃ怖かったと思います。


 

でも、


 

「中学生だった頃の一時期、5人の女子に嫌がらせを受けた」

 


=「未来永劫、全世界の女子みんなが怖い」

(何十億人いるか知らんけど)

 


∴「睨まれないように、一生おとなしくしていなくてはいけない」


 

 

って、ちょっと合理的じゃないですよね。


 

こういうのを過度な一般化と言います。

(1,2,3,いっぱい・・・みたいなことですね)


 

みんな信用できない。


みんなから嫌われている。


みんながそう言っている。


おばちゃんはみんな飴をくれる。


 

うん、

信用できる人もできない人もいるし、みんなに嫌われることはまず不可能だし、みんなって誰が言ってるの?だし、わたしは飴あげません。笑


 

 

Googleアースをイメージしてほしいんですが、


 

まず、通っていた中学校にズームインして、そこから徐々にピンチクローズしていくと、


 

その町から市、日本列島全体、世界地図に視点が移っていくじゃないですか。


 

でね、世界地図上で、その中学校って、点すら打てないような、それはそれはちっぽけな存在だと思うんです。

 

 

しかもその中の5人て・・・ってことなんです。


 

 

理屈だけでは、どうにもならない苦しさの仕組み。


 

というわけで、あなたの苦しさの原因は、過度な一般化や思い込み・・・つまり物事の考え方ですよってことなんですが、


 

嫌がらせを受けたときの、あの心身の衝撃は、理屈抜きで今も身体感覚、内臓感覚として残っている。


 

だから、女性の集団の中にいると、条件反射で、交感神経が過剰になり、心拍数が上がって、呼吸が早くなり、血流が巡り、筋肉が収縮して、


 

逃げるか、闘うか、自分を防衛するために必要なエネルギーがじゃんじゃん産生されてしまう。


 

そして、理性は抑制され、


 

こどもの頃から繰り返し習い覚えた生き延びるためのルール「女子に嫌われない努力」を、身体がとっさに選んでしまう。


 

かつて受けたあの衝撃を、是が非でも回避するために・・・


 

という仕組みです。


 

だから、そういう状況下でも、交感神経が過剰にならないよう、


 

物事の考え方を修正したり、刻み込まれた不快な身体感覚を和らげていくのが、わたしがご提供している心理カウンセリング・セラピーなんですが、


 

Aさんのケースの場合、交感神経が過剰になったトリガーは、「お金」でした。


 

このことはまた次回以降、詳しくお話しますが、幼少の頃、親の事情で大変な経済的困難を経験しているAさんは、「お金の不安」がトラウマ化していました。


 

夫の借金が発覚したとき、彼女の中にある「お金のトラウマ」がむくむくと起き上がり、あとは生理学的反応として自然に、


 

交感神経が優位になり、自己防衛のため、脳の扁桃体が危険を知らせる警報ブザーをガンガン鳴らし、


 

まるで生死に関わりでもするような不快な身体感覚、内臓感覚が湧き上がりました。


 

そして、冷静な思考は奪われ、彼女の身体はとっさに、こどもの頃、嫌というほど母親から習い覚えた、

 

 

「人をコントロールするときは怒りで脅迫する」という行動パターンを選んだのです。


 

 

親子間で連鎖するのは、「世界観」。


 

Aさんは、

「たしかに、そうかもしれません・・・ただ」と、こんな疑問を投げかけてくれました。


 

「こどもの頃に身につけた生き延びるためのルールが発動してしまうのだとしたら、


 

わたしは自分を守るため、母親からの理不尽を我慢して受け入れてきました。


 

だとしたら、夫の借金が発覚したときにも黙って我慢してしまいそうなものですが・・・


 

なぜ、わたしは夫には怒りぶつけてしまったのでしょう」


 

わかるー。

本当にそう。


 

わたしも勉強を始めたての頃は、このあたりのことがこんがらかってしまったものですが、

 

 

今、実際のセッション経験を、やる方も受ける方も重ねて思うのは、


 

連鎖するのは、こういうときにはこうするという細かいアクションというよりも、「グランドルール」・・・


 

その家庭(学校などの集団)の根底に流れる「世界観」なんですよ。


 

つづく・・・


 

心理セラピスト石橋亜紀



 
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 前回の続きです。

(読んでからのほうがわかりやすいです↓指差し




「家庭のマネジメント」を課されたこどもが、おとなになると起きること。


 

こどもの役割を捨て、親の面倒をみてきたこどもたちは、多くの場合、


 

おとなになっても報われることのない人の世話に明け暮れることになります。


 

パートナー、恋人、友人、子ども、家族、職場の人たち・・・


 

それが生き延びるため、愛されるため、傷つかないために身につけた行動パターンだからです。


 

しかし、残念ながら、その努力は高確率で報われません。

なぜか感謝もあまりされません。


 

だから、最後には、

「こんなにしてあげているのに!なんでわたしばっかり!」という葛藤が生まれ、関係が壊れます。


 

なぜ感謝されないのか。

 

 

不思議に感じるけれど、実は結構シンプルな話だったりもします。


 

それは、


 

頼まれてもいないのに、自分から世話を焼いておいて、思ったような感謝や尊敬などの見返りがないと、相手を否定したり、怒ったり、拗ねたり・・・


 

平たく言うと、恩着せがましく思われてしまうからですね。


 

逆の立場だったらどう感じるか?ということです。


 

人は自分の意見や意志を無視され、なんでも先回りされると、


 

自分の能力を奪われている感じがします。


 

「あなたにはできない、あなたはダメだ」と言われている感じがします。

 

 

自尊心が傷つくのです。


 

Aさんのケースでも、本来は夫が返済すべき借金を、頼まれてもいないのに主導して整理し、さらに返済まで行った。


 

そして、


 

「ここまでしてあげたのに、なぜわたしのことをもっと大切にしないんだ!感謝しろ!尊敬しろ!愛せ!」

 

 

と言わんばかりに攻撃的な態度を取り続けている。


 

Aさんは、「まったくその通りです。でも・・・」と納得しつつも、こう続けました。

 


「わたしがやらないと、夫は自分では何もしないんです」


 

 

わかる、わかる、わかる。


 

わかるーーー。笑


 

 

でもやっぱり・・・

仮に世話を焼きたいのだとしたら、


 

「わたし自身が、わたしの意志で、わたしのために、したいからする、見返りは求めない」という気持ちでやるしかないんですよね・・・


 

もとはといえば、夫の見栄や計画性のなさが原因ですからね、「おいおい!マジでしっかりせーよ、夫くん!ムキー」なんですが・・・


 

人間関係は五分と五分。


 

セッションでは、「相手の五分より自分の五分を見つめる」が鉄則なので・・・


 

なんかごめんね。

(誰に謝ってる・・・?笑)


 

とにかくあなたは悪くありません。

そういう仕組みだというだけです。


 

ちなみに、


 

夫の五分は何かと想像すると、見栄っ張り=劣等感の裏返しですから、おそらく彼にも強い自己否定感があります。


 

その上、物事が思い通りにならないと思春期の少年のように反抗的な態度を取り、問題解決を人任せにするこどもっぽさ・・・


 

次回以降、どこかで詳しく話してみようかと思っています。

Aさんだけの問題ではありません。

とにかく人間関係は五分五分ですから。


 

 

幼いこどもに「家庭のマネジメント」ができるのか。


 

答えは、もちろんできない。

というか正確には、


 

生存本能に基づいて、親に愛されるため、やろうとすることはできるけれど、おとなのようにはできない、です。


 

当たり前じゃん、何言ってるの?

そう思ったあなた。


 

しごくまっとうです。


 

しかし、Aさんの母親は、自分の理想通りに家族のサポートができないAさんを


 

「なぜ、こんなこともできないの?この家を守るのは長女であるお前の役目なのに」と叱責しました。


 

生活態度や学業にも厳しく、母親が考えるいわゆる優等生から外れたことをすると、


 

「お父さんみたいにならないように、お前のためだ」と言って、叩きました。

 

 

人は怖い思い、痛い思いをしないと「更生」しないから。

お前には「再教育」が必要だ、と。


 

 

 

正気の沙汰じゃない・・・

そう思ったあなた。


 

しごくまっとうです。


 

(母親にもそうなる事情があったものと推測できます。

養育歴や教育、時代、メディアなどの影響ですね。

もしかしたら、なんらかの精神疾患が絡んでいる可能性もあります)


 

だけど、社会経験もほとんどなく、まだまだ合理的思考の働かない子どもは、真に受けます。


 

本当にそのまま受け取ります。


 

うまくできないわたしが悪い。


ばかなわたしが悪い。


わたしには価値がない。


そんなわたしは安心して存在してはいけない・・・



 

といった自己否定感や罪悪感や、存在の所在無さを、その脳に、身体に、神経回路に深く刻み込みます。


 

そして、そのセルフイメージを十字架のように背負って生きていく。


 

 

違うよ!


あなたの周りにいた未熟なおとなが、よく考えもせず、勢い任せに言っただけのことだよ。


信じちゃだめだよ。


おかしいのはそのおとなだよ。


あなたは悪くないよ。



 

そう言って、おとなたちの非現実的な理想の世界に、理不尽に巻き込まれたこどもの味方になってくれるおとながいてくれたら。


 

赤の他人でもいいから。

たった一人だけでもいいから。


 

だけど、多くの場合、密室のなかで「教育」は進行していきます。

Aさんの場合もそうでした。

 

 

Aさんは、自分が夫にしてきたことが、母親が自分にしてきたこととまったく同じだということに気づき、言葉を失いました。


 

あんなに嫌な思いをしたのに、わたしは母親のようにはならないと心に決めていたのに、同じことをしていたなんて・・・


 

不思議ですよね。


 

Aさんは、普段はとても理知的で、「己の欲せざるところは、人に施すことなかれ」を地で行く良識のあるおとなです。


 

だけど、怒りにかられて理性がうまく働かなくなったとき、無意識的に取る行動はかつての母親のようだった。


 

次回はその仕組についてお話していきます。


 

つづく・・・・



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前回の続きです。

(読んでからのほうがわかりやすいです指差し



まずは、ケースのおさらいです。

(フィクションです)


 

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幼少の頃、経済的困難を経験したAさんは、経済的自立を第一優先に生きてきた堅実な女性。


 

今の夫とは5年前に結婚した。


 

彼は、楽しいことが大好きで、細かいことは気にしないおおらかな性格。


 

些細なことで不安になりがちなAさんをいつも「大丈夫だよ」といって安心させてくれた。


 

この人ととなら穏やかな家庭が築けるにちがいないと、Aさんは結婚を決めた。


 

しかし、結婚後間もなく夫の借金が発覚。

分不相応な高級志向による借金だった。


 

夫は猛省し、これからはきちんとすると言ってくれた。


 

しかし、Aさんは激情のあまり、彼の人格を否定し、手をあげ、自由になるお金をなくした。


 

人は怖い思い、痛い思いをしないと「更生」しない。

彼には「再教育」が必要なのだ、と。


 

Aさん主導で、専門家に相談しながら最善の返済計画を立てたが、結局Aさんが自分の蓄えから全額返済した。


 

もちろん夫自身が返済するべきだったが、金利のことや、そのような忌まわしい借金が存在しているストレスに、Aさんのほうが耐えかねたのだ。


 

こうして借金問題は一段落した。


 

しかし、Aさんの怒りは収まらなかった。

4年経った今も、ことあるごとに夫に強く当たったり、嫌味を繰り返してしまう。


 

夫は、Aさんのことを、DV妻、モラハラ妻だといって、反撃してきたり、無視したり、今や家庭内別居状態だ。


 

自分の夫に対する反応が過剰であることはわかっている。


 

本当は彼を許して仲直りしたい。

でも、どうしても怒りが収まらない・・・


 

詳細はこちら↓


 

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さて、ここですね。


 

『Aさんは激情のあまり、彼の人格を否定し、手をあげ、自由になるお金をなくした。


 

人は怖く、痛い思いをしないと「更生」しない。

彼には「再教育」が必要なのだ、と』


 

このAさんの世界観や行動パターンはおそらく、子ども頃、繰り返し学習したものであり、


 

十中八九、家庭内でAさん自身がされてきたか、何らかの形で体験してきたことなんだろうと見当がつくわけです。


 

だから、こう聞いてみます。


 

「キレる人は、キレられてきた人なんですよ。子どもの頃の家庭の中で、何か心当たりはありませんか?」と。


 

すると、Aさんは涙を流しながら、

「母からいつも叱責されたり、叩かれていました」と教えてくれました。


 

 

こどもに「家庭のマネジメント」を課すおとなたち。


 

Aさんは、3人きょうだいの一番上で、小学校に上がる頃にはすでに、忙しく働く両親を助け、


 

「家庭のマネジメント」の中核を担っていました。


 

家事はもちろん、下のきょうだいの世話から、


 

情緒不安定な母親の愚痴聞き役、不仲な両親の橋渡し役、喧嘩の仲裁まで・・・

 

 

本来は両親(養育者)が担うべき、家庭のマネジメントをです。


 

・・・マネジメント?

幼いこどもにそんなことができるわけがない!


 

そう思ったあなた。

しごくまっとうです。


 

本当にそのとおり。

こどもにマネジメントなんてできるわけがない。

というか、する必要がない。


 

繰り返しになりますが、家庭のマネジメントは両親の仕事です。


 

ちなみに、こどもの仕事は親に世話や面倒をかけることです。


 

けれど、両親が未成熟、あるいは何らかの事情で、


 

・責任感を著しく欠いている


・健全なパートナーシップを築けない


・情緒をコントロールすることができない


・耐え難いストレスを抱えている


・安心安全を担保することができない


 

などといった場合、そのしわ寄せは、家族の中で一番小さく、優しく、愛情深い者に向かいます。


 

 

こどもです。


 

 

Aさんの場合は、母親から、「お父さんは役に立たないから、代わりにあなたがわたしを支えなさい」と言葉で言い聞かされてきました。


 

夫の役割を課されるこどもですね。

(性別は関係ありません)


 

このように言葉で教育される場合もあれば、親の非言語のSOSを敏感に察知して(させられて)、


 

無意識のうちにこどもの役割を捨て、親の面倒を見はじめることも少なくありません。


 

こどもは親、特に母親の求めに無条件で応じようとします。

 

 

母親が唯一の生命線だからです。


 

こどもはひとりでは生きていけないからですね。


 

だから、


 

家庭という箱庭の中で、生き延びるため、愛されるため、傷つかないために身につけた、


 

考え方、感じ方、行動のパターンは、生存本能に直結していることも多く、


 

おとなになっても、そのパターンを手放そうとすると過剰な恐れや嫌悪感が襲うことがあります。


 

しかも、わたしたちは自分の家庭のことしか知りませんので、あまりにも当たり前過ぎて、


 

それが健全でないことに、そもそも気づかないか、気づいても受け入れるのが難しこともあります。


 

時間をかけて取り組む必要があるというのはそういうわけでもあります。


 

では、「家庭のマネジメント」を課されたこどもは、おとなになるとどうなるのか?


 

次回に続きます・・・



心理セラピスト石橋亜紀

 



 

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