病院からは、2人で駅までゆっくり歩きながら帰った。

3週間ぶりに外にでて歩く彼の歩幅は、とてもゆっくりで、それでも時々ハァーハァーしながら、必死に前を向いているのが分かった。


何とか元気づけようと、私も夢中で色々な話をした。

笑い話でもしないと、泣きそうだったし。


それからしつこいくらいに、大丈夫?大丈夫?を繰り返し聞いてた。


旦那のいなかったこの3週間、色々な事が大変で、色々な事が変わって、考えることも増えて。


病院までのこの道を、1人で悩みながら、泣きながらも必死な思いで通った。

もう、来ることはないと思うと、とっても清々しかった。


家につくと、旦那は疲れていた。

今まで車椅子で酸素吸入生活だった人が、急にこんなに歩いたら、体はしんどいよね。


出来ることは私が動くから。

無理しないで、できるだけ座っててね。


体重もおちて、痩せて弱った体は、少し丸まったようで小さくみえた。


これから覚悟して、介護をしていかなくてはならないな。