風邪を引いた初期の感じが自分でわからない。かなり血圧が上がっていてもわからない人がおられます。
私自身、体調管理ができているとはとても言えません。しかし、自分の身体の声を聞けないと、自分の身体の状態の良し悪しがわからないと思います。自分での体調管理はとても重要なことと考えています。
【風邪の効用】(著:野口晴哉:野口整体の創始者)という本があります。
風邪は治すものではなく経過させるものである、とあります。
うまく経過させると、身体の掃除をしてくれるようなもので、その後さっぱりする。治そうと工夫しすぎると体が偏ってしまい、身体が重くなってしまう。
中でも私が参考にしているのは、お風呂の入り方です。
寝際に入るとその後冷えるから良くない。適温より少し高めに入り長く入らない。出た時に赤くなってない手足などを少し熱くしてもう一度つけて赤くして出る。皮膚を刺激して身体の働きを高め、内部運動を多くして汗を出すような入り方が良いようです。
高熱の時・体力が消耗しているときは入浴を避けた方がいいでしょう。まずは症状が軽いときに試されてはどうでしょうか。
小さい子供・高齢の方は温度感覚が違うので気を付けて下さい。
風邪以外にも、身体を整える方法が書かれています。
興味がある方は一読をお勧めします。
当院の待合室に置いてあります。興味のある方は読んでみて下さい。
風邪の効用 (ちくま文庫) 648円 Amazon |