劇団員が僕だけになったので、今回からタイトルに名前はつけません。
改めまして、はましょーです。
まさか、年内2本もギターを劇中で触ることになるとは思いませんでした。
数日が過ぎましたが、先週末に終わりました客演先、演劇ユニットハレボンド「オナラのナラ子」の振り返りです。
唐突に、とんでもないことを言いますが、僕はお芝居作りの過程を楽しいと思ったことがあまりありませんでした。(勿論ゼロではないです)
お客さんの楽しんで帰っている雰囲気や頂けるお言葉が嬉しくて、それだけでやっていた感がありました。
昨年度末辺りに、これは異常なのではないか?と思うようになりました。
色々と考えて、本なども読み、今までのやり方を全部捨ててみようと思いました。捨てたところで、捨てきれない部分もあるから、これまでの積み重ねが無駄になるはずもないと思ったので。
ハレボンドさんのオーディション募集との出会いは、まさに直感でした。
どんな現場かは全く分からないけど、今回課題にしたいことは間違いなくやって許される確信がありました。
そして、配役された裕次郎という役。
稽古を楽しむにはもってこいの役でした。
その過程で僕にとって、今までにないぐらいの成長があったような気がします。なんせ、絶対に自分に割り振られるはずのないキャラクターだと、そう思ったからです。
稽古も本番も信じられないぐらい噛み倒したという悲しい現実もあったのですが、ある意味では初舞台3年目突入にして、初めて「芝居」したと言えるのではないか??と、自分で思っています。
結果、僕があまり表に出さない自分らしい部分が顔を出すという、日常にも変化がありました。出したいけど出せない自分。ここ何年も出てこなかった自分の内の1つ。驚きました。
そんな素敵なご縁に恵まれた結果、座組に愛された結果、裕次郎はお客さんにも愛していただけたようです。
ハレボンドは小劇場らしい小劇場劇団で、小劇場に否定的な人には出演する意味すら理解してもらえないのは理解できます。
でも、きっと、この先芝居で食えても食えなくても、僕にとっての1つの原点となりました。
オナラのナラ子に関わる全てのご縁に、最大級の感謝を。