新型コロナウィルスの蔓延、ともなって日本とドイツの対応について思うところを徒然書きたいと思います。
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- 報道の歪曲
日本でもいろいろ言われているようですが、検査数が圧倒的に少ないのは、日本の社会の不透明さを感じます。
検査して陽性になったらみんなパニックになって医療機関がパンクするだろう、というのは国民の知性を疑っていますよ、というようなものだと思います。
陽性になっても、落ち着いて行動しましょう、重篤患者を優先させるので、自宅療養しましょう、と呼びかければそれで済むことでは。
オリンピックを開催したい、経済的に開催しなければいけないというのはわかります。
ただ、このような政策をとることによって、感染者の数と場所が特定できず、無尽蔵に増え続けるということが起きると思います。
今後、他国との検査数にあまりにも差が出すぎてしまい、東京を中心に検査を行わずにはいられなくなり、感染者数が表沙汰になった結果、オリンピックが行えるような状況ではないと判断されるのがオチ、その上早期発見できなかった重篤者も増加するというシナリオを想像します。
通常の肺炎で亡くなった方を死後検査せずに感染者としては数えられないのに火葬は感染者と同じ方式で行うように指示されているという記事も見ました。それが本当なら現時点での実際の死亡数はもっと高いはずですよね。
ドイツのメルケル首相は3月18日に異例の国民への演説を行いましたが、情報の透明性を強調していました。
このサッシャさんという方が全文を翻訳されていたので、リンクします。
https://lineblog.me/sascha/archives/8438223.html
- 働き方と感染率
この状況においてドイツと日本の働き方の違い、が今後のコロナ感染状況に大きく作用するのかなと思っています。
今週のベルリンは殺伐としています。道を歩いてもあまり人を見かけません。
私が勤務するベルリンの会社では、現在希望者は自宅勤務を選択することができます。
ほとんどの会社がそうなっています。
通常からドイツ人は病気になったら会社を休みます。自分のためにも、同僚にうつさないためにも。
ドイツで3社ほど違う会社を経験しましたが、どこにおいても、医者の診断書にもとづき、1週間欠勤します、というのは日常茶飯事で、会社を休むことで嫌がらせを受けたりすることはありません。もちろん嫌味を言う変な上司もいるかもしれませんが、一般的に日本に比べたら格別に休みやすい雰囲気だと思います。
タダの風邪でもこのような感じですから、ましてや新型コロナウィルスとなったら、自粛モードはすごいです。
日本ですこしづつ働き方革命が起きていたとしても、現時点では私の個人的な予想では、日本人はドイツ人の1.5-2倍くらい労働していると思います。
ドイツでは残業は平均的に少なく、育休を取る男性も多くいるし、休暇が年に25日くらい(未消化はほとんどありえない)あることを考えると、拘束時間は日本より大幅に少ない。
でも日本とドイツのGDPを比べると、一人当たりの所得は1.15倍ちょっと。
日本人本当に割に合わないなあ。
頑張って働いて、感染覚悟で満員電車に乗って、もっと家族との時間を大切にしている国と稼いでいるお金は変わらない、じゃあ悲しすぎる。
じゃあドイツはどうやって短時間でよい仕事を生み出しているのか?
私の今までの感想では、ドイツ人は集中力がすごいです。優先事項を決めたらぶれない、だらだら仕事しない。
はっきりものをいう、頭の中で考えすぎず、生産的に意見交換を行う。
役職に関係なく意見を言える、上司にも間違っていると言える。
といったところでしょうか。
アメリカでの経験でも似たようなことが言えますが、ドイツは特にぶれない、はっきりものをいう、のところが突出していると思います。
このような体質が、病気になったら治すことに専念するという習慣を可能にしているのだと思います。
だから今回のコロナも私はドイツは回復が早いことを予想しています。
徹底してるから。
つづきます。
