ボクシング・ダイアローグ

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前WBCミニマム級王者 重岡優大(27=ワタナベ:8勝5KO1敗)選手が 8月24日:大阪・吹田市の大和アリーナで予定されている「LUSHBOMU feat.3150FIGHT」のセミファイナル出場を発表。

 

相手は WBO12位 サミュエル・サルバ(27=比:20勝13KO1敗)で、48.6キロ(ミニマム級リミット+約1キロ強)契約10回戦。

 

重岡選手は今年3月、メルビン・ジェルサレム(比)との V2戦に 2-1 の判定で敗れて王座陥落&初黒星、そこからの再起戦。

 

今回の契約体重はライトフライ級寄りながら、重岡選手は

 

「あの日からジェルサレムの顔を忘れた日はなく、いつか借りを返したいと思っている。このまま階級を上げる訳にはいかない。

 まだこの階級で強くなれるし、やることがあるし、体重が落とせない訳でもない。

 この階級を制覇しないと次には進めない。弟(IBF同級王者 重岡銀次朗)と4団体のベルトを全部獲ると言ったことを後悔しないかとか色々と考え、ミニマム級でもう一回チャンピオンになろうという結論に行き着いた」

 

と、105ポンドに留まってジェルサレムからタイトル奪還&兄弟での4冠統一の目標をコメント。

 

その再起戦の相手に選ばれたサルバは、19年9月に IBF王座決定戦で同国人のペドロ・タドゥランに負傷による 4ラウンド棄権TKOで敗れた後、格下相手に3連勝中。

 

戦績は良いものの、これまでの実績は vsタドゥラン前戦のIBF挑戦者決定戦でレネ・マーク・クアルト(比)に判定勝ちした一戦くらい、キャリア的にもこれまでの対戦者は同国人だけらしいと、実力の程はちょっと不明瞭な選手。

 

(因みにタドゥランは今月28日、滋賀で銀次朗選手に挑戦)

 

とはいえ、再起戦ながらも候補者の中で敢えて一番強そうなサルバを自ら選んだという重岡選手、復活に向けて快勝なるかどうか、注目の一戦。

 

なお、同興行のメインは先立って発表済みのレラト・ドラミニ(30=南アフリカ:20勝11KO2敗)vs 亀田和毅(33=TMK:41勝23KO4敗)の IBFフェザー級挑戦者決定戦。