今日は一日がかりだったので、かなりの長文です。

インテグレーションコースの申し込みについて。

 

2週間前、ビザ(eAT=Residence permit的なもの?)の申請をし、fiktionsbescheinigung(仮発行版ビザIDカード(と思っていた)を取得しました。

その際、KVR(外国人局)の人からは「インテグレーションコース受けてね」という一言はありましたが、自分で探して自分の都合に合わせて申し込みをするのだと思っていたところ、

「来週火曜日か水曜日、記載の住所に行ってね。」 (届いた時点で手紙の日付の「来週」はすでに過ぎている。。。)

とだけ書かれた手紙が届き。

名前も間違えているわ、詳細は何もないわ、なんだか行先も「移民および難民管理局」的なところ。

「なんだこれ?説明がなさすぎる!」と、

うちの旦那(ドイツ人)も少しキレ、問い合わせしたところ、「ドイツ語の語学学校のサポートを受けれるからとりあえず行って」とのこと。

 

まぁ、どちらにしてもドイツ語レッスンは受けなきゃだろうし、

レッスン料が安くなるに越したことはないし、

とりあえず説明を聞いてどうするか決めればいいや、

ん~、めんどくさいけど仕方ないかぁ、

さっさと行ってさっさと帰ってこよう、

と思いながら、うちから約1時間以上かかる指定場所に指定時間の朝8時を目指して頑張って向かいました。

 

最寄り駅では紛らわしい駅出口に奮闘しながらもとりあえず目的地到着。

「なんか、怪しいところ。。。。」

政府のロゴはあるものの、周りは住宅地(?)、お店も何もないただのビル。

そして入り口では空港のセキュリティチェックのようなことをしている。

そして入り口から見える人たちは基本、アフリカ系もしくはシリア?(被り物した女性たち)かそこらへんの人達ばかり。。。

「え?私、ここで何しなきゃなの?」

と思いながらとりあえず他の人々にならって受付に行くと先日発行してもらったビザを預けろと。

そして番号札を渡され、奥の部屋で待てとのこと。

 

<受付>



奥の部屋はとりあえず待合室で、その中の80%はアフリカ系黒人、15%は被り物の国、残りの5%は私含め白人+アジア人。

待合室の所々にはセキュリティのお兄さんらしきガタイの良い男性が険しい表情で周りを見回している。

「なんで私がこんなところに。。。」と思いながらもトイレに行って出てきたらセキュリティのお兄さんが「お前呼ばれてるからあっちの部屋へ行け」と。

「え?もう?」と思い、呼ばれた部屋に行くとそこはすっかりテスト会場。

答案用紙を配られた人たちが教室のようなところでテストしている。そして私にもさっさと始めろと。

テスト内容は基本的なドイツ語テストというのはわかるんだけど、聞いてないよぉ~。さっぱりわかんないよぉ~。

とりあえずできるだけのことはやって時間が来た(全問終わらせることはできなかった)ので、あとは外で待ってろ、との指示。


<待合室>



 

一緒にテストを受けていた人たちと先ほどの待合室に戻り、最初にもらった番号札順に人たちが呼ばれていくのを見ながら

「私は一体なぜここにいて、何を、何のためにしているんだろう?」と段々苛立ってきていた。

そして私の番。

中に入るとこれまたアフリカ系の人がひたすらドイツ語で話してくる。

「英語、いい?」ときいても「Nein」と。

とりあえず無視して英語でまくしたてた。「私は今ここで何をしているの?誰も何も説明してくれないから全くわからないんだけど説明して」

返事は「ドイツで滞在資格を得るにはドイツ語能力の証明が必要なんだよ。」と。

「でもA1はビザ申請の時に頑張って取ったし、ビザを発行してもらえたということはすでに滞在資格は持ってるはず。前に発行してもらったビザは何なの?私の現在のステータスは何なの?」と食い下がると、

「僕はドイツ語の先生で君のドイツ語レベルをチェックしているだけ」とのこと。

「もういい、わかった。お前じゃ埒が明かない」と気づいたのでとりあえず言われるがままにドイツ語テストを受けた。

そしてまた、待合室で待てと。

はい、はい。

 

それから延々と2時間待ち。。。。

被り物系のお子様がよちよち遊んでるのを見て自分自身をなだめながらひたすら待つ。

私の番号は11番で、10番の人が帰ったのを見たんだけど、いっこうに私の番号は呼ばれない。

そのうち、お子様連れの被り物家族×2(12番と15番)が先に呼ばれ、イラっときたので「私11番なんだけど!!!」と文句言うと、「彼らは子供連れだから」と。

 

それなら初めから子供連れを優先しろよ!!!

1番から10番までで子連れは一組もいなかったじゃないか!!!!!!

 

とキレたところで誰も何もしてくれないのがドイツ。

ひたすら我慢し続けてようやく自分の番。

なが~い待ち時間の間にリストアップしておいた質問リストを見せて、とりあえず説明してくれ、と。

 

「まず、誰も何も事前説明してくれないんだけど。しかも、こんなに時間がかかる(この時点ですでに13:30)なんて全く聞いてない。」

「問い合わせしても”とりあえず行け”としか言われていない」

「ビザゲットしたと思ってたんだけど、私のドイツでの滞在ステータスは一体何なの?」

「すべてにおいて強要しかされなくて、ムカつくんだけど」

とりあえず英語ができる担当者を呼んでくれて、説明される。

 

説明をまとめるとこんな感じ。

  • 本来であればKVRで説明があるべき。これは本当に申し訳ない。
  • ここではあなたに合ったドイツ語コースを紹介するために来てもらっている。
  • 今後、あなたがドイツに長期滞在するためにはB1レベルのドイツ語能力が必要。
  • 現在の資格を延長する際に政府からあなたのドイツ語含むドイツに関する知識チェックが入る。(※私の現在の資格の有効期限は2020年9月=パスポートの有効期限)
  • インテグレーションコースとは、移民&難民のために政府が語学学校の支援を行っているコースのこと。
  • これは強要ではなく、あなたにはコースを受けないという選択肢もある。ただし、再申請の際にコースを受けなかった、ドイツに関する知識が必要レベルに達していなかった場合、ドイツ滞在を拒否される可能性が高い。(→これ、私から言わせれば強要以外の何物でもないけど。。。)
  • とりあえずあなたの要望を聞いて、条件に合う学校を紹介する。
本来であれば学校紹介はその場で一緒にデータベースを見ながら選ぶそうなんだけど、この日はシステムメンテナンス(だったら事前にわかるよね?)でシステムが使えないので向こうがピックアップしたデータを郵送してくるそう。
このピックアップデータもお願いして複数にしてもらったけど、本来なら一つしかないそう。
ほら、強要以外の何物でもないじゃん。
 
とりあえずこの移民および難民管理局の人はKVRの人達よりましなのはわかった。
多分、そこで働いている人たちも移民の人たちっぽかったので、KVRにいた純粋ドイツ人と思われる人よりは外国人に優しいのかな?
KVRの担当者は外国人局にいながら英語もしゃべれないやつだったし、ドイツ人の旦那を連れて行くところっと態度変えるし(←これ、ミュンヘンでは普通みたい)、その人たちに比べれば説明時間も取ってくれて、一応親身になってくれたし。
 
はぁ~、でもそう考えると益々ドイツが嫌いになるわ。。。。。