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特撮PROP COLLECTION

特撮ヒーローのマスクや小道具などについて呟いて行きます。


1975年(昭和50年)放映の仮面ライダーストロンガーのベルトです。

エレクトラーと言うのが、正式名称のようです。



特にギミックも無いので、面白みには欠けます。
向かって左側のSボックスは欠落しています。



正面のバックル部分が妙にキレイなのは、
譲ってくれた造形の師匠がリペイントしてしまったからです。



ベルトや、他のパーツは当時のまま残っています。



裏側に蓋のような物があります。



開いてみると内側が見えます。
豆球の交換用です。



Sの文字の書かれているボックス。



上の方にはスイッチが、、。



裏側には穴が空いていて、電池を交換出来るようになっています。



実はこのベルト、
当時のアップ用のベルトをレストアしたものなのです。
変身時に使用された光り輝くベルトです。









中には豆球を5個収納出来るパーツが入っています。



バックルの裏側も豆球がはまっていたであろう跡が残っています。



当時のまま残しておいてくれた方がよかったのですが、
このようにレストアされても残っていた事を喜ぶべきでしょう。

スペクトルマンは、実はあまり好きではありませんでした。
ジェットジャガー同様、デザインが好きでは無かったからです。

「造形的にヒラメ顔だし、金色だし、ヒーローっぽく無い。」

と、言うのが主な理由でしょうか(^o^;)
ま、最近は " 味 " があって好きですが、、。

今回はスペクトルマンのマスクについてです、、。
下の画像は雑誌「宇宙船」の特集記事です。



このマスクは全てレプリカですが、AタイプとBタイプは両方ともCタイプからの作り起こしです。
Bタイプのオリジナルは後年発見されたので、この雑誌の時点では、と言う事です。
Aタイプは現時点でも発見されていません。



こちらはオリジナルプロップ。良い味出してます。



こちらが後年発見されたBタイプからのレプリカ。
いい角張り具合です(笑)



こちらが一番目にするCタイプのマスク。
雑誌だとタイプC-2と言う事になります。


スペクトルマンのマスクは度々商品化されています。




左・オブロングボックス製レプリカ(FRP製)
右・DVDボックスの特典レプリカマスク(プラスチック製)

オブロングボックスはこのマスクの商品化にあたって、
方々に声を掛けて原型を探していたようです。
自分の造形の師匠にも、お声掛けがあったようでした。

結果的に、あまり良い状態のマスクが入手出来なかったようで、
額の三角部分や口元など歪みが顕著に出ています。
結果、歪んだレプリカマスクが製品化されました。



角度が違うので、多少分かりづらくはありますが、額の部分の歪み
左右の目の上からのラインの角度など、違いが分かります。
目の色も黒でなく、グレーが正解です。

ヤフオクで見かけるレプリカマスクはこちらの原型からの物が
ほとんどです。
額のビームランプの台座が本体と一体化しているのが特徴です。



こちらのマスクは修正したようですが、エッジが立ち過ぎています。
エッジは立てれば良いと言う物ではなく、オリジナルの味を残して修正しないと
別物になってしまいます。

下のマスクは一応、手を加えていない感じですが、、。
元々歪んだ原型の物を更に複製するので、歪みに歪みが重なって
大変な事になってしまっています。
メタリック塗料特有の乱反射で、全体のボコボコが目立ちます。





ちなみに、オブロング〜のレプリカは顎の下の部分が凹んでいます。
オリジナルは当然、ヘコミもなくフラットです。
画像の露出を上げれば良く分かります。



レプリカマスクとは言え、オリジナルとだいぶかけ離れてしまっています。
これらのマスクを入手する人々は、あまりその辺りは気にしないのでしょうね。