造形の師匠とのエピソードの続きです。
造形の師匠であるK氏には当時本当に色々と指導して貰いました。
今の技術があるのは全てKさんのおかげです。
共通の趣味であるマスクがあればマスクを借り、マスクの検証など
していました。(物によっては分解したり、、。)
FRPの抜き方や内装、マスクの接続方法などマスクによって
かなり異なった手法をとっています。
マスクの黎明期(70年代あたり)の物はやはり興味深いです。
当時の物にしかない空気感や、独特の作りなんかを実際に見ると
「本物」にしかない唯一無二のものだとつくづく感じます。
こういう師弟関係は何年か続きました。
今回は当時現存していたマスク類について少しコメント
したいと思います。
まずは、ジャッカー電撃隊のスペードA
分割位置がアトラク用と異なっています。
アトラク用はスペードマークをよけて、前方に分割ラインが
あります。
後側、センターがズレています。味がありますね(^_^;)
このスペードAは初期のマスクなので、マスク前後の接続が
特殊な金属パーツでされていました。
後期はゴレンジャーと同様に蝶番での接続になったと思います。
写真は当時借りた"アマゾンライダー" 撮影用のプロップです。
ボロボロなのは、アトラク用アマゾンが盗まれてしまったため、
代わりにアトラクに使用されてしまったから。 扱い悪すぎ
何をどうしたら、こうボロボロになるのか、、、?
横からのショットも撮影用ならではのリアル感があります。
当時の撮影用をストロンガー客演時にリペイントしたもの。
後ろの突起部分に電飾用の電池ボックスが収納されていました。
電飾は撮影用以外当時はないと思うので、アップ用のマスクである
証拠だと思います。
後側が、一番状態が良いのかもしれませんね、、。
アマゾンライダーの複眼は他のライダーと違い、丸いモールドに
なっています。
続いて当時借りたもの、キカイダーのマスクです。
こちらはまだT映に残っていて、イベント展示などに
使われています。
検証のため、メカの部分を撤去してみました。
(分解しないとどんなパーツが使われているか分からないので)
返却時には当然、原状回復して戻す訳ですが、 資料写真に
合わせても多少の誤差は出てしまいます。
このマスクを借りたのはレインボー造型から1/2マスクが出る
遥か前です。
その時に小さいパーツがひとつ余ってしまいました。
資料写真のどこを見てもこのパーツの位置が分からず
今日に至ります。
1/2マスクを買った方、ごめんなさいm(_ _;)m
続いてキカイダー01です。
これはハワイのショーにも使われた事のあるマスクです。
(現在ハワイでやっているショー用の物はファンメイド)
アクション用のため、かなり適当なメカの配置、、。
目も何かのキャラの流用で、かなり突起しています。
現在、こちらはT映には残っていないと聞いています。
まだまだ借りた物や資料写真があるのですが、これ以上書くと
やたら長くなってしまうので、次回に続きます。