私が日々関わっている人たちは、主に成人した大人の人たちです。おひとりおひとりを見ながら、ここまでの数十年、みなさんどのように成長してきたんだろう、育ててきた親ごさんはさぞかしご苦労されただろうな、などと思いをめぐらせます。
もちろん、どんな子育ても大変には違いないですが、より多くの心配や期待や落胆や、複雑な思いをされ、気持ちが乱高下されてきただろうと想像します。
孤独だったり、自分を責めたり悲観したり、家族の理解や協力を得られなかったり、誰にも相談できなかったり、気持ちをわかってもらえないと寂しく思う人もいらっしゃるのではないかと思います。
私がお話した親ごさんたちは、みなさん明るくておしゃべり好きで、子ども思いだなと感じますが、背負っている責任感や覚悟や、今日までの数々のご苦労を思うと、ここまでになるには自分を奮い立たせ強くなってこられたんだろうなと推察します。
私が思う一番辛いことは、子どもさんのお世話や心配がずっとずっと続くということではないかと思います。他には、圧倒的に自分の自由な時間が少ないことでしょう。
誰かの親になったら、一生親であることは変わらないわけですが、私は、障がいをお持ちの子どもさんのお母さんも、子どもさんがある程度の年齢になれば、お母さんの人生、お母さんであること以外のその人だけの納得のいく人生を過ごしてもらいたいな、と切に思うのです。





