柳澤 健さんの、3年前の本。
『1984年のUWF』を読んだ。
文庫本ではない。
3年前の単行本だ。
中井祐樹のエピソードが、初めと終わりにある。
それは、プロレスと格闘技の違いを明確にするべく、かんがえられた構成。
思うに。
グレイシー柔術の登場が、やはりエポックメイキングだった。
しかし。
そこを、本書では詳しく語らずに。
佐山聡。前田日明。高田延彦。
の、プロレス団体=UWFの歴史を述べている。
そりゃそうだ。
これは、UWFの本なのだから。
グレイシーによる、格闘技、バーリトゥードの(日本における)夜明け。
1990年代。
そこに、中井祐樹は大きく絡んでいるのだから…
夜明け前(80年代)の、熱狂と苦闘を、いま振り返るとしたら。
彼をフューチャーするのは、わかりやすいと言える。と思う。
本書を読んだ前田日明は、激怒して、「これは事実と全然違う!」とばかりに、反論本を出版したとゆう(わたしは未読)
まあ、みなさん、ご存じなのかなー。このハナシは。
前田日明が、本書においては… たしかにヒドいプロレスラーに描かれている。
それは、アントニオ猪木が色々な面でトラブルメイカーだったのと、少し似ている。
「こんなん事実とちゃうぞ!」
そう、アキラ兄さんは本書を読んで思ったのだろう。
それは、わかる。
ヒドい書かれようだもん。
かといって、アキラ兄さんは憎めないよな、とも思う次第。
おもしろい人。
そして、大スターではある。
アキラ兄さんも。もちろんアントニオ猪木も!
柳澤 健の最新刊は、桜庭和志が主役の本だとゆう。
桜庭和志にしろ、ヒクソン・グレイシーにしろ、大スターとゆうよりは、偉大なファイターだろう。
『1984年のUWF』において、偉大な天才ファイターとして描かれるのは、タイガーマスク=佐山聡である。
佐山聡は、新日本プロレスにおいて、スーパースターだった。
それは、わたし・一円きびともおぼえています。
しかし。
その後の、UWF立ち上げ~解体~第二次~…
の流れは、よく知らなかったので、勉強になった。
前田日明による、「事実はこうだった」とゆう反論本も、読みたいなと思った。