■うん。おもしろかった。
感想としては、そうなるんだけれども。
まあ、注釈を加えないとなあってゆう。
あのね。
ミステリー、警察小説としてのおもしろさは、ほとんどないのね。
政治小説なんです。
そのおもしろさに、かなり安易なスパイ小説の趣向をプラスした感じ。
■政治小説としては、まあ、おもしろいけれども。
スパイ小説としては、半端じゃね?
そんな不満も出るけれども…
そんなん、ど~でもいい。ってトコロもあるんだよなあ。
黒幕(スパイ)は、誰か?
その謎で引っ張るのは、いいんだけども。
スパイに指令を出している幹部が、登場しないんです!
おいおい。
それじゃ、スケール感ダウンやないの。
属国として、日本は…
A国につくか、B国につくか。
はっきりいえば、その… AとBの対立が主題なんだけれど。
わたしも、10年以上前から…
これからはBが世界帝国になると、そう副島隆彦先生から教わってきたのでね。
本作でのB国の描写の少なさには、不満。
ツッコミが、ぜんぜん足りんのです。
まあ、A国人が「B国を叩かないとやべえ!」って気づいたのも最近のハナシだから…
しょうがないのかな。うむ。
■真行寺弘道シリーズ、第4弾。
実在の政治家を登場(仮名で)させて、作者の好き勝手に動かしてます。
いんじゃないすか!
リアルなフィクション。
政治のドラマ。
そこは、おもしろかった。ツッコミ不足だけども。