さて、昨日のブログの続きですが、2015年8月1日
より保健センターへ助産師5人の配置が始まりました。
5人も配置してくれるって、すごいことだと思いませんか?
と言っても、最初は助産師が集まらす、当初は私一人の出勤となりました。
仕事として何をするのか?
新生児訪問はもちろんですが、妊娠中から切れ目のない支援ということで、初めは妊娠届けを出された方への対応や電話訪問でした。
今でこそ、母子健康手帳は助産師や保健師が面談を兼ねて説明してお渡しするというところが増えてきていますが、当時は事務の方が渡すだけでした。
妊婦さんの相談や母子健康手帳、補助券の使い方などの説明はなくあっさりしたものでした。
そして1番に皆さんに伝えたかったのは、
『産院や病院だけてなく、皆さんの近くに助産師がいますよ』ということです。
「保健センターの助産師になんでも相談してくださいね」という一言をお伝えしたかったんです。
これこそ、私の望んでいた事です。
皆さんは知らない人からの電話に抵抗ありませんか?
私は見知らぬ人に電話をかけるのも、受けるのも大の苦手です。
その私が、コールセンターのように電話をかけました。
何ヶ月も遡って出産前の妊婦さんに電話をかけました。
ここで気がついたことがあります。
電話に出てくださる方は、助産師の電話にすぐに切ったり、拒否したりすされることが全くありませんでした。
妊婦さんの週数に応じて体調をお聞きしたり、産前産後の支援者の有無を聞いて、行政サービスの紹介をしたりしました。
皆さん、初めての電話ですが話を聞いてくれますし、相談してくれます。
「保健センターに電話して相談してもいいんですね、ありがとうございます」と言っていただけると、嬉しくなりました。
やっぱり、相談出来る場所、身近な助産師の存在は必要なんだということを再認識しました。
つづく