まもるのブログ -2ページ目

言葉を重ねても

 あぁ、あの人が苦悩にのたうっている・・・


 誰も理解できないその苦しみ・・・でも、ちょっとだけ、ほんのちょっとだけ注意を払って欲しい。必ず、誰か必ず、あなたのことを見ていることを。あなたのことを、見つめていることを・・・


 ブログで垣間見る、ある程度元気なあなたはとても素敵だけど、苦悩するあなたも、それもぜーんぶ含めてあなた自身ですから、やっぱり自分にとってはスゴイ存在なのです。


 10年以上も前に読んだ本だけど「精神と物質」(だったと思う)(利根川進、立花隆)では、思考や感情ですらも生理的な現象であり、いずれ自然科学の因果関係の説明の中で解明されるとする立場と、そうではないのでは、という立場が対立軸として決着しないままだったと記憶しています。

 この例はいまここで挙げるのはふさわしくないかもしれないけど、一つだけ言えることがあります。

 思考も、そしておそらく感情も、たとえばわたくしなら日本語を使って覚知したり、構成したりしてる、ということです。逆に言うと、思考は言語がその手段となっていて、つまりはそれを超える思考はない、ということです。

 思い悩む感情も、日々の営みも、わたくしたちは言語を超えることは、多分できません。


 あなたの苦しみが、言語というツール以内のものであって欲しい・・・そう思います。もちろん、僕のこの感情もツールとしての日本語の枠内ですが。