スペイン旅行17日目。

この日はビルバオを観光するのと、戻ってから友人が自宅で手料理をふるってくれるということで、
とてもワクワクしていた。
友人の料理を食べるのは8～10年ぶりくらいだったかもしれない。
僕の家に来て、パエリアを作ってくれたことがあったらしく、僕は忘れてたんだけど、あの時は不味いパエリア食わしたけど、今回のはうまいから期待してくれって言われてて、本当に楽しみだったんだ（＾ω＾）
スペインに早6年滞在して、料理やってて。その成果を確認できるんだから。
今まで、自宅でごちそうして貰ってたのは全部嫁が作ってたしね。

とにかく、まずはビルバオだ。

サン・セバスティアンから1時間ちょっとでビルバオに到着する。

ちょっとトイレ行こうかな。

！！！？？？？

丸見えやんけ。丸見えはいいけど、外国って怖いからな。。。そういうの好きな人もいるし。
そういうの困るし///

これからグッゲンハイム美術館に行く予定だ。
この美術館は今までの趣向が違って、近代アートの美術館。いわゆる、意味不明なゴミみたいなもんを
アートと言い張るあれだ。

移動は路面電車を使う。この路面電車、駅員が居ないので、タダで乗れてしまうのです。
勿論、外国でいざこざは嫌なのでお金払って切符を買いましたがね。誰もチェックしないんですよね。

ビルバオって街は、街自体が近代アートっぽくてオシャレな街灯が立っていたり、建物も近代的だったり。
そういうのを売りにしてるんだなと思った。

やってきました、グッゲンハイム美術館。

有名な犬か、クマか知らんけど、それっぽく見える奴。

グッゲンハイム美術館は鉄っぽい感じだった。シルバーを打ちっぱなしのデザイン。

正直、中に入っても意味不明。これらは凄いと思うんだけど。

糸が散らかってるだけ、段ボールが散らかってるだけ、昔のテレビと今のテレビが並んでるだけ。

それらはアートです。

昔の椅子と今の椅子が並んだり、ゴミが置いてあるだけのように見えてアートですｗｗｗ

確かに素人には作れない感じなんだけど、現代アート難しいぜ。
奥が深すぎるぜ。

そろそろ、昼飯を食べようと思って、グッゲンハイム美術館のレストランに行ったら。
高い。貴族かよｗｗ
そこで、ビルバオの街に繰り出す。幸い、再入場可能だった。

で、まぁ事件は起こったんだけどね。

言っておくが、そりゃ日本人が外国に来てな、しかも、スペイン語話せない。
向こうからしたら、スペイン語話せないのにお金持ちの日本人が来るんじゃねーよという感じはあると思う。
スペインのサービスレベルは悪いし、そんないいことばかりは無いよ。
今までだって、多少は嫌な思いもしてきたし、楽しいことばかりじゃない。

ここまでスペイン人は大体どういった考えを持っているのか理解出来てたから、今回の出来事はそんなに気にはならなかったんだけど。

いつも、食事をする時は、メニューデルディアと言って、日替わりランチを頼むことが多かった。
これが安くて、おススメを食べれて、注文が楽だからだ。

メニューには何書いてあるか分からねーしｗｗ

今日もランチを食べようと思い探す。
しかし、飯屋少ない。
仕方ないのでランチがある店に適当に入る。

ランチを食べる。味は今一だ。まぁ、良くて普通と言った感じ。
そして、全部メニューが出そろって、食べたと勘違いしていて、
俺はラクエンタと言ってしまった。
お会計お願いと言う意味だ。

店員が？？？となる。どうやらメニューはまだ出揃ってなかったようだ。
何か言っているが、俺は全然分からないので、適当に受け流す。

そうすると、隣のテーブルにデザートが出てきた。
メニューにはデザートも出ると書いてあった。

やべｗｗデザート食ってねぇわ。と思って、指さし手帳でデザートを指さし、出してくれとお願いする。
しかし、店員。さっき、あなた会計お願いしますって言ったよね？
もう、一切料理出さないよ、何言ってんのと言う感じで、話をしてくる。

雰囲気が、店員若干キレ気味だった。
正直気分が悪かった。日本だったら、言葉通じないの分かったら、あとでいくらでも訂正は効くし、
丁寧にまだデザートがあるよと対応もしてくれると思う。
そんなサービスレベルはこの国には無いので、一回言ったんだから、取り消せるかよ。
という印象を受けた。

で、俺、メッチャ切れると思うだろ？
俺は普段は温厚で殆ど怒ることは無いんだけど、理不尽なことをされると怒る。

でも、全然、怒らなかったんだ。
気分はやっぱり悪いけど、スペイン人だぞ相手はと、外側から自分を冷静に見てる感覚があった。
はっきりって頭は日本人やアメリカ人よりはるかに悪い。

文化が、そういう文化だし、馬鹿なんだから仕方ないぜと。
何回かサービスレベルが悪いのを体験すると、こいつら駄目だから。
日本人のサービスレベルと同じこと要求しちゃダメなんだと。
アメリカのサービスレベルよりも下だと思った。

そういう感覚を身に着けると、何だか気持ちが楽になって、何だ、またかよ、こいつらめんどくせーなｗｗ
くらいの感覚になって、良い意味でスペイン人との付き合い方が分かったというか、無駄にこいつらの感情論に付き合う必要も無いなという悟りを開いたわけだ。

俺の言うサービスレベルってのはおもてなしの心というのも含まれている。
日本はお客様は神様だ！！くらいおもてなしに全力だ。そこまでしなくて良いよ、とは思うけどね。
気持ちよく過ごして欲しいんだよな。それは、日本人は日常的に学んでいて、当たり前のようにしみついてる。
楽しく過ごしたいし、相手にも楽しく過ごして貰いたい。それが嬉しいことじゃないか。
でも、この感覚は世界中、どこも持ってないと思う…。だから、俺は日本人は大好きだ。凄い国だ。

いや、本当にムカついたら日本語で放送禁止用語を言ったっていいんだぜｗｗあいつらに通用しないし、所詮向こうも言ってるんだから。
我慢とか、気負うことなんてない。楽に行こうよと。

そして、食事を終えて、再びグッゲンハイム美術館へ。
この美術館狭いけど、ビルバオ行くところが無いから、必死で時間を潰す。

時間余ってたんで、街を歩いて元居たバス停まで戻る。
今日はお店が殆ど閉まっていた。日曜日だからだろう。

バスに乗ってサン・セバスティアンに戻る。
すると、友人は料理に取り掛かっていた。
すごく楽しみだった。
料理が出てきた。

お酒もおいしかった。

パエリアは凄くおいしかった。今まで頑張って覚えたんだなって、伝わってきた。

鳥の蒸し焼きも美味しかった。

途中、友人の友人が遊びに来て、元々一緒に食事する約束だったんだけど、その人はバルセロナをメインに働いているお店の店長で、色々と話を聞けて、フレンドリーで面白かった。
このワインは、わざわざ持ってきてくれた。

最後の生ハムメロンだけは、俺が作ったったｗｗｗ
どっかの店のデコレーションをぱくったわ。見た目は完璧。

今まで、何度か食事して、確かにおいしかったけど、今日、家で食べた食事は忘れない。
美味しかったし、なんだか嬉しかった。

ビルバオで酷い目に遭ったと言ったら、スペイン人舐めとんな！とかそんなのも酒のつまみだった。

友人の友人がすげー居座るもんだから、そろそろお開きって言って、1時くらいに食事を終えたんだけど、
凄く可哀想だったｗｗｗ
酒飲んで、1時に締め出されてどうすんだよｗｗ
日本ならマクドナルドとかあるけど。
どこも閉まってんぞと。

スペイン旅行 １７日目

スペイン旅行１７日目