１０月１３日（月）スポーツの日

神奈川県立金沢文庫にて開館９５周年特別展『金沢八景みほとけ巡礼仏像からよみとく金沢の歴史』が開催されているので、ふらふらと出掛けることにしました。

普段なかなかお目にかかれない金沢ゆかりの仏像などが一堂に展示されています。

が、台風の影響で怪しい空模様。

金沢山称名寺（真言律宗）

画像左：称名寺塔頭光明院表門（市重文／寛文５年・１６６５年造営）

今にも降り出しそうです

左のトンネルへ向かいます

館内は撮影禁止

それほど広くない展示室ですが、奈良時代から室町時代にかけての仏像が整然と並んでいました。

運慶作では、国重文の抜頭面（建保７年・１２１９年／瀬戸神社蔵）と大威徳明王像（建保４年・１２１６年／光明院蔵）が展示されており、特に大威徳明王像は小さいながらも迫力あるお顔で圧倒されてしまいそうでした。

その他、白山東光禅寺の畠山重忠の念持仏と伝わる薬師如来坐像（市重文／鎌倉時代）や「へそ薬師」と呼ばれる海蔵山太寧寺の薬師如来立像（市重文／鎌倉時代）、知足山龍華寺の大日如来坐像（市重文／鎌倉時代）、宝樹院の阿弥陀如来坐像及び両脇侍立像（県重文／久安３年・１１４７年）など、挙げればきりのないほどの文化財が拝観できたので大満足でした。

また、静岡県賀茂郡河津町の林際寺に伝わる足利持氏の寄進状も展示されていました。

寄進状の年号は「正長三年」（１４３０年）となっていますが、前年には「正長」から「永享」へ改元されていることから、幕府への強い対抗意識が伺われます。

それでは称名寺境内に移りましょう。

中世の隧道

この五輪塔群は残ることが出来るのだろうか

第１５代執権北条（金沢）貞顕の供養塔

北条（金沢）顕時の供養塔

ここでとうとう雨が・・・。

本降りになってきました

撮影している場合ではないほどです

本日の目的である特別展は拝観できたので、この辺で撤収します。

ぶらり金沢文庫２