ICUの生活は、ご飯を食べ、お薬を飲み、検査を受けて、リハビリを受けて、そして、頭痛と付き合う。これの繰り返し出した。



ベットではなく、車椅子で検査も行けるようになり、気持ち的にも前向きになってきました。
上半身を起こしていられる時間も長くなってきました。
常に頭が痛いので、酷くなる前には横になります。

看護師さんの話では、退院の頃には、ほとんどの人が頭痛が楽になっていると教えてくれます。


その言葉を励みに、両腕からの点滴も大変でしたが、頑張ります。
トアラセットとロキソニン、氷枕で頭痛は乗り切ります。


9日目、やっとシャンプーしてもらえる事になりました。
車椅子で連れて行ってもらい、洗ってもらいます。
1週間以上洗わなかった事がなかったので、かなりスッキリしました。


頭を洗ってもらうだけでも、髪の毛もサラサラになるし、さっぱりするし。。。
生きてると実感します。


その時に体重も測りました。
当時、私は仕事と介護のストレスで、痩せ気味でした。
体重が少し増えてる!と喜ぶと、点滴を24時間入れているから少し増えたのかも。と言われました。



私の入院したICUは携帯が使用不可でした。
だから、家族にお願い事がある時は看護師さんに伝えないといけませんでした。


リハビリも毎日あり、お尻と腰が痛すぎて、ベットでじっとしているのが辛かったです。


くも膜下出血で緊急入院して、10日目。


ベットの上で安静期間14日と言われてましたが、私は10日でICUを出る事になりました。


出ると決まった朝に、左の動脈の点滴の針を抜きます。
血が出るので、看護師さんが力を入れて押さえます。
バイアスピリンを飲んでいた事もあり、結構長い間、きつめに押さられてたように思います。


ICUを出る時に看護師さん達から、
リハビリ頑張って、
もうここのお世話にならない様に頑張って、
無茶して戻ってこないようにね、
とか。
その日の朝会えた看護師さん達が声をかけてくれました。


私のワガママも聞いてくださったり、お世話をしてくださって、本当にありがとうございました。
ここに戻らない様に頑張ります!
と伝えました。
笑顔で車椅子を押してもらい、一般病棟へ移動しました。



私の左の親指の下、動脈の点滴を入れていた所は、未だに丸く跡が残っています。
この跡を見ると、ICUで大変だった生活を思い出したりします。