遠赤クッキングヒーター
平成21年4月オール電化でIH電磁調理器が拡がりをみせている。しかしそれは本当に信頼に値するモノだろうか?携帯電話の電磁波ですら脳を突き抜ける。ましてIH電磁調理器の電磁波はその比ではない。誘導電磁界は距離の2乗に反比例して減衰する。そのため有害電磁波は距離が近接するととても危険なのだ。そうした点から考えると、IH電磁調理器の前に近接しての調理、ましてお腹に赤ちゃんが居る場合を考えれば、とても危険でIH電磁調理器は使えるシロモノではないのだ。しかしそんなIH電磁調理器が拡がりをみせている、本当の情報が知らされず、メーカ主導で進むと、とんでもない方向に行く、消費者はもっと賢くならないといけない。同じ電磁波でも遠赤外線は、人に優しい電磁波である。良い電磁波は近接すればするほど気持ち良く効果的である。それは炭火にあたっている時、陶器の火鉢の心地よい暖かさを、思い浮かべるとわかり良い。美味しい調理は、七輪でサンマを焼く,炭焼きのバーベキュー,焼いた石を投入した豪快な煮物,竈で炊いた炊き込みご飯,備長炭で焼いた蒲焼き,石釜で焼いたピザ,韓国料理のビビンバ,とどれもこれも皆、美味しい調理には遠赤外線がからんでいる。なのに、何故、日常の調理に、遠赤外線を活用した調理器を使わないのだろうか。早く熱くなれば良い、そんな安易な発想が、IH電磁調理器を購入し、ひいてはまずい調理を産みだしているのだ。それは有名シェフとて同じである。ホテルの調理場が、皆IH化するという話すら聞く。そのくせ本場のフランスの料理人は、ソース作りは「銅鍋」(銅は私の実験では土鍋と同等の遠赤効果が期待できる)でないと駄目と言う。またロックフォール村の世界一のブルーチーズは石灰岩洞窟に放置された羊の乳が、偶然に、青カビによる発酵からといわれている。洞窟でのワインの発酵もまた遠赤がからんでいる。どの国にも良い調理には皆遠赤がからんでいる。遠赤のアルカリ化を確認するため、PH測定器で調べたことがある。同じステンレスポットでお湯を沸かすと、7.0の水道水が、IH、ガス、遠赤でそれぞれ8.2、8.5、8.9と明らかな違いが確認できた。遠赤で土鍋を使用すると9.4と、もっともアルカリ化した。水は熱を加えるとある程度アルカリ化するので、この違いは出来るだけ比較できるように実験した結果で、あくまで目安である。また酸化還元計で計ると、プラス350-500の水道水が50-100程度に還元された。これらからわかることは、遠赤を使うと明らかに還元力が発揮されることがわかる。これがお茶コーヒが美味しく、油もその還元作用で劣化しにくく、おまけに天麩羅がからっと美味しく揚がる(油をあまり吸わない)理由である。私の知るところ遠赤外線調理の悪いところは何もない。機器は大手メーカはほとんど扱っていないが、TOYO21、MFG、三化のラジエント系なら大差ない。当社ではメーカ直で仕入れ可能なので、これらを広く普及させてゆきたいと思う。当社のベラシティハウスでは、毎木曜遠赤調理器による健康調理教室もやっていて、遠赤の効能とおいしさは日々実感するところである。繰り返すが調理器では、IHよりガス、ガスより遠赤クッキングヒーター(ラジエント)がアルカリする、つまり還元力が高い。よって、遠赤セラミック調理器(ラジエント)に銅の鍋や土鍋、あるいは厚手の鉄が、遠赤化するという点からはベストな選択と言うことになる。またIH電磁調理器では、価値ある土鍋や銅鍋は使えない。これでも皆さん、IH電磁調理器を使いますか?