2月6日、次男の命日。
早いものでもう9年が経ちました。
病気でも一緒に家で生活できることがどれほど幸せなことか。敦希を抱っこして、家族揃って過ごすことができる毎日が本当に幸せでした。
長男と敦希の兄弟の姿は私の一生の宝。
戻れるのなら戻りたい。やり直したい…
幸せだった日々もよく覚えているけど、どうしても思い出すのは苦しかったこと。
敦希が苦しんでいるのに私は何もできなかった。ただただそばにいて泣くことしかできなかった。絶対に守ると決めたのに私は何て無力なんだろう…当時は自分をたくさんたくさん責めました。
敦希が亡くなった後は本当に生き地獄で、たくさんたくさん苦しみました。敦希と同級生の子なんて見たくない、赤ちゃんなんて見たくない…外に出るのが怖くなりました。
言葉にもたくさん苦しみました。かけられる言葉全てが私にとっては凶器で、たくさんの人を嫌いになりました。誰も悪くないけど配慮のない言葉に傷つき、口癖は「人間嫌い」
そんな私も人間だからどうしようもないんだけれど、自分の子どもを亡くすってそれほどのこと。本当に辛い、苦しい。乗り越えることなんて絶対にないと今も思っています。この複雑な気持ちと上手に付き合っていくしかないのかな。
前向きに生きているようで生きていなくて、年月だけが過ぎていくような…そんな虚しい感覚。
今年の命日は敦希と三男の衣類などを断捨離しました。ずっと大事にとっておいた肌着やベビー服をほとんど処分しました。こうやって少しずつ年月をかけて心も整理していくのかな。
来年は10年。時間の流れは残酷です。
敦希と三男はずっと赤ちゃんのままなのに、私だけ年をとっていく…それが嫌でたまらない。
まだまだ卑屈な心は山ほどありますが、一応ちゃんと生きてます。
私にはもう怖いものなんてないと思っていたけれど、しょうもないことにこだわっている自分がいたり、大切にしなきゃいけないものが疎かになっていたり…
一度きりの人生。私が本当にしたいことは何なのか?そんなことをよく考えるようになった今日この頃です。