兄弟 | 心筋緻密化障害の兄弟の奇跡☆

心筋緻密化障害の兄弟の奇跡☆

3人の母です。

次男と三男は心筋緻密化障害(心筋症)をもって生まれてきました。

次男と三男の闘病記録と、亡くなった後の私の日々の気持ちを書いています。


忘れないように、長男の言葉もしっかりと残しておきたいと思う。




「あっくん、天国終わったかなー」
「遅いなー」


「あっくんはバス乗って天国行ったんやー」
出棺のときのことをちゃんと覚えている


「あっくん、かえってこれないかなー」
「かえしてくれー」


あっくん迎えに行くわ、を言い間違えて
「あっくん、迎えに来るわー」


と、ニコニコ話す長男。


「あかんあかん!まだ早い!」


と、焦る私…。


敦希に会いたくてたまらないのは長男も同じだよね。





「○○(長男)、こうやって、よいしょ、よいしょ、できるんやー」


と、敦希を抱っこするジェスチャーをして見せる長男。


長男も敦希を抱っこしたいよね。


敦希はまだ首が完全にすわっていなかったから、長男に抱っこはさせられなかった。


「あっくんはおっきい病院で注射いっぱい頑張って天国行ったんやー」


「ちょっと、えーん、えーん泣いたんやー」


長男はしっかりと覚えている。


ちゃんと覚えている。


採血室で「あっくん頑張れー!」って応援したもんね。





買い物に行けば


「あっくんにどーぞするから、これー!」


と、言って小袋が列なったお菓子を選び、敦希に分けてあげている。


そんな長男の優しさに支えられ、私は頑張れているんだなって染々思う。


2歳で弟を亡くした長男だけど、今もちゃんと敦希とのことを覚えていて、優しく接してくれていることがとてもとても嬉しい。


親のエゴかもしれないけれど


長男にはいつまでも敦希と過ごした日々を忘れないでほしいな。


長男は大きくなったら、お医者さんになって敦希の病気を治してくれるらしい。
でもお医者さんは嫌いなんやって。
注射するからって(笑)


私、頑張って働いて稼がなきゃね(笑)





○○(長男)、いつも支えてくれてありがとう。


敦希、一生懸命生きてくれてありがとう。


○○(長男)、敦希
お母さんのもとに生まれてきてくれて、ありがとう。お母さんの子どもでありがとう。


かーちゃんは自慢の可愛い息子たちに出会えて、とても幸せだよ。






いつも長男はこうやって敦希にくっついて
ニコニコ笑っていたね。


今も敦希はずっと悠伸のそばにいる


不思議とそう思える。







2014/1/18

「あっくん♡」と呼ぶとニッコリ♡