1995年に発売された東野圭吾原作の超大作です

主演は江口洋介・本木雅弘の実力派俳優
監督は堤幸彦

その他、豪華な俳優陣が出演していて
ちょい役でも割と有名な人が出てたりします。

原発問題を厳しい視点で、描いた作品で
今の時代だからこそ、映画化してバッチリの
タイミングだと思います

ビッグBという巨大ヘリコプターのお披露目式で
このヘリがテロリストにリモートでハイジャックされ
もれなく爆弾と主人公の子供も付いて
原子力発電所の上にホバリングされ
燃料がきれる（8時間後）までに
全国の原子力発電所の稼働を
停止するよう要求される。

ヘリが落ちれば、放射能汚染により
福井県を中心とした、東京や大阪を含む
100kmだか200kmが何十年と立ち入り禁止
になってしまいます。

まずは、自分の息子を助けるべく
湯原（江口洋介）三島（本木雅弘）ら技術者が
中心となり、原発作業員、自衛隊、警察が
がんばります

ギリギリの救出作戦や、父と子の絆などが感動を誘う中盤が
終わると、次はヘリの墜落阻止と犯人捜しが始まります

ここから、どんどんと原発の持つ問題を知る
内容となっていきます。

原発により被害を受け、時には命を落とす人もいる中
被害者への、国の心ない対応

犯人か国かどっちが悪なのかわからない状態となり
本当に国に原発は必要なのか考えさせられながら
映画を見ることになると思います。

結構、過激なシーンもあり、内容も難しいので
あまりファミリー向けではないかも・・・

ですが、今の時代見ておくべき映画だと思います

仲間由紀恵の名前が最初の方に
クレジットされていたので、ヒロイン的な役割と
思っていましたが、そんな出演していませんし
ほとんど脇役でした。

ハラハラするシーンや考えさせられるシーン
感動するシーンなど2時間以上の尺に
たっぷりと収められており
見ごたえのある良い作品でした

天空の蜂