出た!必殺直前無茶ぶり!
もうね、まさかの親子競技
でも、うちの娘はずっと以前からオンマとやりたいと言っていたワケなんです、更に
「アッパ、ウンドンフェ(運動会)来るの?」
「当たり前でしょ!アッパが行かないで誰が行くの!」
「え〜!マジ〜!コレじゃ罰ゲームじゃん」
娘にとって私の存在は罰ゲームらしい、
だから、最初は頑強にお断りしてたけど、それを見ていたユファのアッパが「兄さん、一緒に出ましょうよ」と言うし、
よく考えると親子競技に出るという事は娘とのスキンシップを公認されたという事だと言う事に気付き、普段スキンシップをオンマから厳しく禁じられてる私にとってまたとないチャンスが向こうからネギしょってやってきた!と言うことで引き受ける事にしたわけなんです。
親子競技もう皆んな並んで待ってるよ!
と、同級生に言われて、やっべー、
運動場マンガンダッシュ!
東京朝高のウンドンジャン、38年ぶりにダッシュ!
娘を見つけて両手を思いっきり広げて、えり〜!えり〜!え〜り〜!
と叫びながら駆け寄る私をガン無視する中3の娘。
娘の隣に腰を下ろすと
「オンマは?」
「オンマがアッパに出ろって」
「チッ」と、まるで韓国のファーストトラック国政監査で放送禁止用語を放った自由韓国党のヨサンギュ議員のような舌打ちをする娘、
「アッパ、暴れないでよ」
え?いつもおとなしいのに、
競技が始まる、
親子で手を繋いで走る!
めっちゃラッキー!
親子で縄跳びを3回する、
もっとしたい!
出来ないから失敗する、娘をハグして誤魔化す、それを3回繰り返す、3回もハグ!
最後に娘をおんぶしてゴール、
でも、ここは父の威厳を取り戻す絶好のチャンス!
娘をおぶってガメラみたいに回転ウォントルギしながらゴール!
もうね、我ながらやり切った!
甲子園なら18回投げきったピッチャーのよう、
もうね、自分を褒めてあげたい!
満ち足りた気持ちで娘のムヨン部の行進を観て朝高を後にして店に向かった私、
次の日、
「昨日さぁ、トンム達から、1人ベロベロに酔っ払ったアボジいたけど誰のアボジ?って言われて他の子が、あれエリのアッパだよって言われてめっちゃ恥ずかしかった」
え?マジ、え?って感じ、
私ねえ、缶ビール3分の1くらいしか飲んでませんから!
と言うのは親子競技で怪我したら大変だから!
数年前に親子競技で救急車が呼ばれた事があるから私とても気をつけてたワケなんです!
他のアッパ達は朝からオジャマジャ飲んでますから!
朝鮮学校の運動会はお祭りみたいなものだから、
でも、私は親子競技が終わるまで我慢してましたから!
と言う事を하소연すると、
娘のオンマが
「酔ってないであそこまで出来るあなたがすごい」
いつも関西弁なのになんでこんな時だけ東京の言葉?冷たい風が吹いたような、
でも、気持ちは「僕は朝鮮の子供!」「우리는 조선의 아들딸」보내드립니다!
裁判ではお約束で負けたけど、チョンヨンファン教授の「解放空間の在日朝鮮人運動史」で描写されてるように、あの無敵と思われていた日帝植民地時代の在日朝鮮人運動に比べたら今の日本会議なんてピヨピヨだと私は心の底から思う。
韓国のキャンドル文化祭の様に我々もいつもしつこく지랄 지랄しなきゃダメ!
最近チョグッ法務長官の話題をすると「チョグッさんは私の専売特許だからアッパは語らないで!」とめっちゃ不機嫌になる相方、
店を休んでソチョドンキャンドル文化祭に行こうとしていた우리ストロベリーニムですが娘のウンドンフェであえなく断念、
そんな彼女を今度見かけたら是非こう呼んであげてください、
「조국지킴이!」(チョグッチキミ、チョグッの防人)
アンニョ〜ン!