みなさんこんにちは😃
今回は、ポイントレールで起こりやすい「不転換」について、私なりに試してみた対処方法をまとめてみました。
なお、「通電抵抗」については少し内容が多くなるため、別記事でご紹介したいと思います。
最初にお伝えしておきますが、今回の内容は製品に手を加える作業を含みます。そのため、メーカー保証の対象外となる可能性があります。
また、作業後に別の不具合が出る可能性もゼロではありません。あくまで自己責任という点をご理解いただいた上で、参考程度に読んでいただければと思います。
さて、ポイントレールの不具合としてよく耳にするのが
・「不転換」
・「通電不良」
この2点ではないでしょうか。
ネット上でもよく話題になりますし、私自身のポイントでも実際に経験しています。正直なところ、ポイントの無いレイアウトの方が気楽だな…と思う瞬間もありますね。
今回はまず「不転換」からです。
一口に不転換と言っても、主に次の2つの症状に分けられると思います。
転換レバーを動かしても…

① トングレールの先端が少し開いてしまう
② 動きが全体的に渋い
①のトングレール先端が開いてしまう場合
この原因は転換棒の力が強く、
レバーが押し戻されてしまうことにあるようです。

ポイントの裏蓋を開けると、レバーと連動して左右に動く「転換棒」が見えます。
この棒は左右どちらかに動き切った位置でトングレールを押さえており、その分いちばん力がかかっています。(転換棒の曲がりによる反力もあります)
ところが、レバー側の固定が弱いと
その反力に負けてレバーが戻されてしまい、
結果としてトングレールの先端が開いてしまいます。これが不転換の原因です。
対処方法としては、レバーの固定を少し強化することになります。

私は、0.3mm厚の真鍮板を波状に折り曲げて
レバー裏に差し込んでいますが、しっかり固定できれば方法は何でも大丈夫です。手元にある薄い材料で、現物合わせで調整すれば十分だと思います。
この対策で、レバーが転換棒の反力に負けなくなり、先端が開いてしまう症状は解消しました。
② 動きが渋い場合
こちらの原因として考えられるのは、
・ホコリ・トング先端のプレート
・トング根元のカシメ・注油の影響
などですが、実際にはどれが原因か分かりにくいことが多いです。
そのため、思い切って一度分解して確認する方が早い場合もあります。
作業前に、まずホコリを取り除きます。
エアで吹き飛ばすのが手軽ですね。
接点スプレーなどを使っている場合は、
一度拭き取ってみてください。
これだけで症状が改善することもあります。


それでも改善しない場合は、転換棒の蓋と転換棒を外し、トング先端のプレートを取り外します。

まず、トングレール単体の動きを確認します。
左右に軽く振ってみて、動きが渋い(片側だけの場合もあります)ようなら、トング根元のカシメがきつい可能性があります。
この場合、根元部分をつまんで左右に動かしてやると、少しずつ馴染んできます。

次に、トング先端のプレートだけを取り付けて、
再度左右に動かしてみてください。ここで渋さを感じる場合は、トング先端プレートの締め付けが原因と思われます。
このプレートは上下からトングレールを挟み込む構造ですが、製品誤差で少しきつめになっていることがあるようです。

対処としては、わずかに隙間を作ることです。
まずは下側のプレートを、突起側へ少しずらしてみてください。マイナスドライバーやピンセットで調整できます。
それでも改善しない場合は、下側プレートを紙やすりで少しずつ削ります。ガラス板など平らな場所で削り、仮組みしながら動きを確認します(現物合わせでの微調整がポイントです)
この方法で、ほとんどの不転換は解消できると思います。
本当はこのまま「通電不良」についても書く予定でしたが、かなりのボリュームになりそうなので、
別記事としてまとめることにします。