吉沢久子著の「老い方上手」に
書かれている事に感銘を受けました。
年をとると思い出話が多くなると言う、それは
年寄りの財産は過去しか無いかないからとも言われる。
でも、年をとってみると過去の思い出も中々いいじゃない
のと思う事が沢山ある。
お月見のときはお月様に供えるお団子を何処の家でも
縁側や窓辺に置きススキを飾り里芋、栗、葡萄など
丸形の物を供えてあった。
このお供えは天下晴れて子供が盗んでも叱られない
事になっていて私は男の子の後にくっ付いてドキドキ
しながら家々を回った。
あんなおおらかな大人と子供の無言のとりきめは
今思い出しても素敵な行事風景だった。
衣食住は貧しかったかもしれないが子供時代を
私たちは伸び伸びと遊びまわっていた。
豊かな発想で遊びを探し出していた。
60代には未だ老いなど先の事等と思い
70代に入ってはじめて衰えを感じだした。
80代に入ったら急に「これが老いなのか・・」
物忘れに驚いたり、自分の足に躓いたりバランスを
くずし転んでしまったり「お歳ですねぇ」と笑って
自分にからかいの声をかけたりする事が多くなった。
老いも又未知だから
「今日が一番いい日今まで積み上げてきた
ものが最高の実りをもたらしてくれる日」と
今日の自分のもつ力明日に持ち越していこうと思う。
それが一番楽しい
しかし
「しんどい」努力だが決して辛くはない。
吉沢久子著から
この吉沢先生の仰るとおりの昨今です。
後期高齢者になった今、痛感しています。
明日は神奈川の金時山に行ってきます。
今朝も雨上がりに元気でラジオ体操!
私も
「今日が一番いい日
今まで積み上げてきたものが
最高の実りをもたらしてくれる日」
と思いながら過そう!
素材はちいこさんから頂きました。