物を食べると顎がガクガク、コキコキ音がする。
口が開けにくい。そして、痛い。
顎関節症と言われた方は意外に多いようです。
そんな方は同時に奥歯の噛みしめが強かったり、歯ぎしりをしたりします。
顎関節症は顎関節だけの問題ではありません。
全身のバランスが崩れてしまったために、顎関節に負荷が掛かった結果です。
なぜバランスが崩れるかというと、前回書いた「体癖」の問題と、体癖を引き起こした心のバランス
(ざっくりとストレスと呼ぶことが多いですね)の問題です。
体のバランスから見ると、骨盤で支えるべき上半身の体重が、骨盤で支えられなくなって、肩と顎(顎関節)に力を入れて持ち上げる状態になっています。
奥歯を強く噛みしめて、舌を上顎に押しつけるようにしていることもあります。
舌は筋肉で出来ていますから、頭を持ち上げる足しになろうとしているのです。
顎関節症は治らない、と言われることが多いとか。
たしかに、顎関節だけをみて、顎関節だけを治療しても根本解決には至らないでしょう。
整えるべきは、全身のバランスです。