『チノン35F』
 
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 行きつけのカメラ屋さんのジャンク箱にマイナーなカメラ『チノン35F』が転がっていた。
フィルム巻き上げは手動、 イージーローディング機構のためフィルム装填しやすい。露出計は付いているがファインダー内にある低輝度警告ランプのためだけに使われている。シャッター速度は単速、絞りはF3.8・F9.5・F16の3段階で天気マークで切り替える。レンズは固定焦点で距離は調節できない。ポップアップストロボ付き。
よく観光地などで売られていたレンズ付きフイルム(使いっきりカメラ)に毛が生えたようなカメラだ。
 
レンズ:3群3枚構成
発売年:1982年
レンズ:CHINONEX COLOR 35mm/F3.8
サイズ:133×78×56mm
シャッター速度:1/125秒
重量:約280g
電池:単3乾電池2本
当時価格:26800円
 
ストロボチャージ確認窓のカバーが外れ、低輝度警告ランプが点きっぱなしなので少々点検修理が必要だがワンコイン(100円)ならば躊躇ない。
 
早速、修理に取り掛かるがカバーが前後に分離されるため意外と大変、レンズ部も分解の必要があります。
それでも固定焦点、固定シャッターのため部品数は少なく構造もシンプルなので助かりました。
 
 
普通のカメラは簡単にトップカバーがはずれるんだけどな・・・
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ボディ内に外れていたカバー(緑丸)
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低輝度警告ランプが点きっぱなしの原因はなんとレンズ名板の取り付けが上下逆のため露出計の窓を塞いでいました。写真は正常な位置。
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このカメラ、『レンズ付きフイルム』にプラスチックの外箱を付けた感じ、これが発売時価格26800円とはいささか高いような気がしませんか。