カメラの最良のメンテナンスは「使う」事、特に機械式のクラシックカメラは定期的にシャッターを切ってあげないと故障の原因となります。レンズも同様でピント合わせやズーミングによって筒胴内部の空気が換気されカビ、曇りの発生が抑えられます。
とは言え、ついつい数ヶ月間放ったらかしにしてしまう事もしばしばです。
先日久々に手にしたペンタックスSPF、案の定、突然巻き上げ不能に、ここまではよくある事とたかをくくって底蓋を外して点検するも異常なし、ならばとトップカバーをはずして点検、すると巻き上げギヤーの間に7mm位のビス状の部品を発見、どうやらこれがギヤに噛んだのが原因のようだ。
この部品はシャッターボタンとカメラ本体の間に入るジョイント、ところがこのカメラのパーツはちゃんと付いていたのでどうやら以前に分解した人が紛失して置き忘れたようだ。
 
置き忘れたといえば以前に開腹手術をした患者のお腹の中にガーゼを忘れたなんていう話も聞いたことがありますが・・・・・・・・・・カメラの話でよかった。
 
 
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                    左の写真の部品が緑矢印の部分に噛みこんでいました。
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