ネタの無い時はカメラの記事で失礼します。

今回のカメラはCANON A-1
A-1は1978年AE-1の上級・高機能機種として発売され、5つのAEモードと全速電子シャッターが特徴、ハイアマチュア向け製品として比較的高価であったにもかかわらず良好な売上を記録しました。
反面、電池の消耗が速く「電池が切れたらただの箱」との悪評でも有名でだったようです。

そんなA-1に装着されているのが「FD ZOOM 80-200mm f4.0このレンズは名玉ですよ!
当時のズームレンズといえばアマチュア向けの簡便レンズ、写りにたいしては単焦点レンズには遠く及ばないといった偏見がまかり通っていました。
ところがこのレンズ、ピント、発色、コントラストも申し分なし、更に最短撮影距離が200mm側では1メートル、花のクローズアップ等もこなし、利便性も考慮すれば短焦点レンズに勝るとも劣らない性能です。
ところで後に発売されるEF70-200mmは明るさは一絞り明るいが最短撮影距離が1.5メートル、後発のレンズがスペックダウンとは・・・設計の難しさ等は解かりませんがこの差は大きいですね。

この頃からズームレンズの性能は飛躍的に高まりカメラの標準レンズ(セット販売のレンズが)が単焦点50mmからズームレンズに変っていきました。


イメージ 1