ヤフーオークションに500円のジャンクニコマートFTNを発見、
カメラのことには素人さんのようで「シャッター切れます」の商品説明のみにかえって掘り出し物もあるかと思い入札、結局1100円で落札。

そして手元に届いたカメラはというと思わず笑っちゃいたくなるほどの汚れ、モルトはベタベタ、ファインダーを覗けば目がくらみそうなほどゴミが目立ちます。
しかし、電池を入れると露出計の針は元気に動き、示す値も私の人間露出計とほぼ同じ、シャッターも低速が粘りますが注油程度で治りそう。

さてさて、レストア開始、腕が鳴ります!

まずは痛んだ各部のモルトの除去、先にこの作業を完璧に済まさないといくら掃除しても再びモルトのゴミが各部に付いてしまいます。

トップカバー、底蓋を外して、プリズム、スクリーン、ファインダーの接眼レンズの清掃、巻き上げ、シャッター稼動部に注意深く注油、

外観は歯ブラシ、麺棒、コンパウンド、皮クリームを駆使して磨き上げ
最後にモルトを貼って完了!

これら夜毎の作業が四日間、今日試撮りをしましたがおそらく問題ないと思います。

1100円のカメラでこれだけ楽しめるなんてクラカメウイルスの感染もまんざらでもないかも、やっぱり良い買い物でした。



これはすごい! でもやりがいはありますよね。
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こんな状態で電池室は綺麗、よく露出計が生きていました。
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どうですか、綺麗になったでしょ? この年代のカメラにはこんなレンズが似合いそうです。
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