１９８３年、世界初マルチパターン測光、プログラムＡＥ、シャッター優先ＡＥ、絞り優先ＡＥ、シャッター速度1/4,000、X=1/250という多機能かつ高性能なＦＡが発売されました。価格はボデーのみ１１万５千、ちなみにニコンＦ３が１３万９千円でしたからかなり割高感がありました。
一枚目のカメラは新宿の中古店で使い込んであるため安価で購入、モータードライブＭＤ１５はオークションで購入した物、使い込まれてブラックの塗装が磨り減って地金が剥き出しになったあたりがカッコイイですね。
２枚目の写真はNikon FA ゴールド
「カメラグランプリ」の受賞を記念して１９８４年に発売されました。
これは「FA」の上下カバーなどの外装を金メッキとし、革貼りをトカゲ皮としたものです。
桐箱におさめた限定品で50万円という値段、付属の 50mm F1.4 標準レンズの鏡筒の着脱リングにも金メッキを施し、さらにそのレンズキャップの「Nikon」ロゴにも金メッキという念の入れようです。
このピカピカカメラを５０万円も出して買った方は実際に撮影には使わないでしょうね。
おそらく防湿庫の一番奥に深紅のリボンを掛けられた桐箱に納められて鎮座しているのでは無いでしょうか。
空気の乾燥したお日柄の良い日に白手袋をして、けして息を掛けたりせずに一通り弄りまわし、そして満足げにニンマリトしてそっと元に戻す・・・・・
私ですか・・・？
なんて馬鹿げた事はしませんし、持ってもいませんよ！