保育園でもらった廃食油は濾過後、2サイクルのガソリンエンジンの混合燃料を作るときに使うポリタンクでディーゼル混合燃料をつくります。
以前はメスシリンダーとピペットで厳密にやっていましたが、割とアバウトでも大丈夫みたいです。
冬期と夏期では混合割合を変えています。

冬期の混合割合。
 メインタンクの目盛り
       廃油1(1000CC)
 サブタンクの目盛り
       灯油5(200CC)
       BDF5 (200CC)
       ガソリン2.5(100CC)
       エチルアルコール6CC
夏期の混合割合。
  メインタンクの目盛り
       廃油4(4000cc)
  サブタンクの目盛り
       灯油2(80cc)
       BDF2(80cc)
       ガソリン2(40cc)
       エチルアルコール24CC

svoのメーリングリストで紹介されているエチルアルコールの割合が廃油100:1でしたがこの割合でやると発電機のエンジンが波をうったようなエンジン音でエンジンは稼働しても正常な発電をしてくれなかったので割合を変えました。

この混合による廃食油の利用の位置づけを図にしてみたのですが、これでいいのかな?
機械を改造せず、廃食油をエステル化しないで混合によってディーゼルエンジンを稼働させる方法はロスアンゼルスの和智一雄さんに教えていただいた方法です。
 秦農場
秦農場
以前「現代農業」1992年11月号に載っていた岐阜県中津川市の吉村英裕さん考案の搾油機を記事に掲載された設計図をもとに鉄工所を経営する学生時代の後輩に作ってもらいました。
もう10年も前のことです。
実は、豆乳や柚子は搾っても、まだ油はしぼったことが無いのです。
石野式手動搾油機を購入したから。
今は、この搾油機の上に濾過器をのせて濾過済み油の一時タンクとして使っています。

秦農場
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子供の通う愛光園保育所の給食室から廃植物油を分けていただいています。
サラサラでかなりいい廃油です。いつも親切な副園長先生が重たいポリタンクを下げ
て注いでくれます。
これを、コスロンで濾過し灯油やエチルアルコールなどを添加して(svo化しないで車を走らせる方法www.ultraman.gr.jp/~staff01/)、農機具の燃料として利用しています。
昨年秋 保育園の子供たちが植えた稲を脱穀するためにディゼルエンジンのハーベスターを使用しその燃料として保育園の廃油を利用しました。

秦農場
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