風邪が長引いていて体調絶不調だった

少し前のお話です



思えば、子供たちが小さい頃や
息子が家にいた時は



風邪なんてほとんどひきませんでした
みなさま、そうでしたね?



ひいてたかもしれませんが
気合いで散らしていました
でしょ?


なんなら、ギックリ腰も一晩で治しました

某動画サイトで
「ギックリ腰を一日で治す体操」
っていうのを探して



そうしないと、生活が回らないから



だけど、息子がいなくなり、
私たちはよく風邪をひくようになりました



そして先日、仕事の帰りの車の中で
「こんな時こそ、きちんと食べなければ」


と思って

何が食べたいかなー
何なら食べられるかなー


と考えていて


「あ、スープパスタ、とかリゾットとかなら
いけるかも」


と思って早速家で作り始めました


だけど、玉ねぎを刻みながら
泣けてきました



そのうち
嗚咽しながら泣いてしまいました



娘たちが帰宅する気配に
注意を払いながら



だって
夕飯にパスタとかリゾットとか


息子いたら絶対出来なかったやつ
…そう思って






息子が暴れるようになったのは
かなり小さい頃からでしたが


その都度、抱っこしてやると落ち着いて


抱っこが不自然なほど大きくなったら
おんぶしてました


そして小学部高学年になった頃に


そのどっちもが出来なくなった時


手がつけられなくなりました



怒りをおさめてやる方法が、
私たちには思いつきませんでした


言葉かけでどうこうなるものではなく

躾けることも難しく

私たちの力不足を痛感しています





忘れられない先生がいます


たくさんいらっしゃいますけれども
そのうちのお一人は

小学一年の時の当時30歳だった先生
学校がちょうど開校30周年で、
僕と同い年なんですとおっしゃってました

どうでもいいけど、私もまだ38歳だったなー


その先生は、いつも完璧な笑顔で
とても楽しそうに子供と関わってくださる

行事なんかでもとても張り切って
おられました

この仕事、本当にお好きなんだな
と思いました
うちの父は教師であったこともあって、
その姿と少し重なりもしました


見ているだけでも
幸せな気持ちにさせていただけるような、
そんな先生でした


ですが、さらに
担任だったので、毎朝送っていくたび

「昨日は帰ってからどうでしたか?」

「今日の様子はどうですか?」

と細かく聞いてくださり、



迎えに行けば
その日の様子を細かく教えてくださり、

「〇〇君はママのこと、
ほんとに大好きなんですね」

「だって、こうして一緒に待っていても、
僕なんかまだ見えてないのに、
お母さんのこと素早く見つけて、
すごく嬉しそうにしているんですよ」

「みんなお母さんのことは
もちろん大好きなんですよ、
それは当たり前なんだけど。

だとしても、こんなにお母さんのこと
待ってる子、見たことないです」



当時いろんなことが重なり
病んでいた私にとって
先生は、心の支えでした


先生もそのおつもりで
接してくださっていたのでしょうね
今ならわかります



その先生がその後研究のため、
大学に戻ることになりました


そのお別れの時に
「この子が高校生になる頃に戻ってきます」

と言っていたけれど、

息子は別の学校へ移ってしまったし、

先生が戻って来たとも聞いていません


けれども、それが、それが…



いらしたのです!

今、息子がいる学校に…


教務主任として…



そして、多分あちらも覚えていてくれた
みたい…


私は先生がここにいることは
知らなかったので


行事で学校へ行った時、

似てる…この笑顔、張り切りぶり

どこかで見たことがある

もしかして?

くらいの気持ちで見ていたら


あちらもこっちを見ています


だけど距離が遠過ぎて…



そして、息子は脱走で有名なのと、

直近でお世話になった別の担任が
転勤してきているので

先生は息子がここにいることは
知っています


先生、私たちのこと覚えてくれてた?


そう確信したのは、その一年後
また同じ行事で

準備で忙しくしている先生が
こちらを二度見しました

やっぱり覚えてくれてる


しかし、やはり距離があり過ぎて
挨拶出来ないまま



だけど、先生も何故こうなってしまったのか

私たちに何があったか

ご存知だと思うから
声をかけるのが難しいのかも


今度お会いしたら
あれからいろいろあったけど

今はとりあえず元気です

ありがとうございます

と笑顔で、

お礼の気持ちを伝えたいです



卒業式までには

必ず…


思えば、
こんな風に、心の繋がった方々が


(私の思い込みかもしれないけれども)



濃い時間を一緒に過ごすことで

心が少しでも繋がったのでは?

と思える方がいることは


(直接確かめ合うことはないけれど)

息子のおかげですね


でも。

あっちは、やっぱり仕事、

なのかなー

父はそんな風には言ってなかったけど