ONE PIECE FILM RED

観てきました


観終わった率直な感想

「これ、すごい賛否両論ある映画なんだろうな」

この一言に尽きます


私は父母と行ったんですけど

父の反応はぼちぼち

母は「なんか中盤寝ちゃった…」とのこと


私はというと

割と好きな部類の映画でした

5段階で評価するなら

3.8って感じかなぁ…なんて、

偉そうに評価してしまってすみません

あくまで一意見です


でも、私は「面白かった」と思いましたけど

低評価する人の気持ちも

まあ、分からなくもないなと思う





※※以下、軽いネタバレを含むので注意※※





まず、良かったなと思うポイント


①楽曲のクオリティの高さ

物語の主題にもなる、ウタの楽曲

著名人が提供してるだけあって、どの曲もライブ向きの華やかさがあるし

なにより、Adoの歌声に痺れますよね

変に「キャラクターに寄せよう」みたいな媚びてる感じもなく

でも「この人、歌声の引き出しが色々あるんだなー」と思い知らされて

それを映画館の音響で堪能できるので

これだけで一見の価値あり!って感じでした

曲の雰囲気は現代向けだけど、

ぎりぎりワンピースの世界に落とし込めてる感じもしたので

そんなに違和感もなかったかな、と思います


②ウタのキャラクターとしての魅力

ウタは、まずビジュアルが可愛いですよね

個性的でありつつも、万人受けする外見というか

髪の毛がぴょこぴょこ動いて感情表現してるのも、犬の尻尾みたいで可愛いですし

あと、話し方が媚びてない感じも素敵でした

あの見た目で、喋り方がきゅるんっとした感じだったらちょっといけ好かないですけど

割とさっぱりきっぱりしてるというか

ワンピース特有の「自分をしっかり持ってる女の子」って感じがして良かったです

あと、ヤンデレ大好物の私からすると

中盤〜終盤の病んでるウタはすごく性癖に刺さりましたね(←)


③新たな試み

映画の大半を占めるライブ演出

ヒロインが実はラスボス

『シャンクスの娘』というキャッチーな設定

今回の映画は、今までになかった「新しい要素」が散りばめられてますよね

『ONE PIECE』というビッグタイトルに驕らず、「新しいことに挑戦してみよう!」という作り手の意識の高さを感じる作品でした

やっぱり、25年間ジャンプの看板を背負ってる作品の制作陣は違いますね

こういう瞬間にリアルタイムで立ち会えること自体が、「とても貴重な体験をさせてもらってるなぁ」と感じます



次に、「ここはちょっと違うかな?」と感じたポイント


①ライブ演出

個人的に、ウタのライブ演出は「悪くない」けど「最高」ではなかったかな、と…

うまく言葉にできないんですけど、なんか全体的にぎこちなさを感じました

「制作陣はこういう演出に慣れてないのかな?」と…

例えば、劇場版マクロスFとか観てると、ライブ演出が最高なんですよ

どんな映像を見せたら観客の心が高揚するか分かってる感じがして

映像と音楽の相乗効果を感じるんですよね

正直、そういうのはあんまり無かったかな、と思います

バトルものの作品を作ってる人たちが、見よう見まねでライブ演出を描いてみました、っていう感じ

実際その通りなんでしょうけど

でも、映画の主題にするならもうちょっと演出も頑張ってほしかったな、というのが、私の正直な感想です


②ONE PIECEらしくない作品

私の中の劇場版ワンピースって

もっと清々しい感じなんですよね

敵も敵なりの信念があって

お互いの信念がぶつかり合って

その末に勝利したルフィ達に

敵も想いを託す、みたいな

そういう、少年漫画の王道を地で行く感じがするんですけど

今回の作品って、割と真逆だなぁと

自分の犯してしまった罪から逃れるために

「もうこれしかない」と縋って

ヒロインが闇堕ち…っていう…

『新しい挑戦』をしているが故に

良くも悪くも、大衆が求めるワンピース像から外れていってるのかな?みたいな

そんな気がしました



…なーんて

長々書いてしまったんですけど

これはあくまで一意見なのでね

気になる方は、ご自身の目で確かめに行ってくださいね!

…とか、守りに徹してみたり


とりあえず私は

ウタのフィギュアをポチりますよっと