カーテンで仕切られたスペースの中。

明かりを消した。


午前0時。

暗闇の中、眠りの気配を追いながら、逃がさないようそばに来るのをじっと待つ。

このまま朝まで目覚めませんよう。

せめて朝まで、忘れてられますよう。


何もしらなかった頃に、戻れたなら。

何も怖くなかった頃に、戻れたなら。


午前0時。

私の今日が終わる時。

新しい今日が始まっている事に、気づいた。