どうも!
ネコにもわかるギターの弾き方、ギター講師のヤスオです。
昨日の記事(『ディミニッシュ・コード①』)では、「ディミニッシュ・コード(dim)」の構成音について書きました。
「Cディミニッシュ・コード(Cdim)」の場合で考えると、
「C、E♭、G♭、A」で構成されていて、すべての構成音の間隔が「短3度」になっていましたね。
でも、
「ディミニッシュ・コード」が出てくるたびに、「ルート」から「短3度」で進んで構成音を確認してから弾くわけにはいきませんし、
「dim」は、ジャンルによりますが、使われる頻度は低めです。
あまり使わないコードを「カタチ」で覚えても、すぐ忘れてしまうと思います。
そこで、
「ディミニッシュ・コード」が出てきた時の簡単な対処法をご紹介します!
「Cdim」の場合で考えてみます。
構成音は、
C
E♭
G♭
A
です。
ここで、「ルート」はコードの基準の音なので動かせませんが、「ルート」以外の音を半音上げてみたいと思います。
すると、こうなります。
C ⇒ C
E♭⇒ E
G♭⇒ G
A ⇒ B♭(A♯)
コードの構成音が「C、E、G、B♭」のコードは何か分かりますか?
C(ルート)
E(長3度)
G(5度)
B♭(短7度)
で構成されているコードです。
「ルート」が「C」で、
「3度」が「長3度」なのでメジャー・コード
「5度」に変化は無く、
「7度」が「短7度」なのでセブンスです。
なので、「Cセブンス・コード(C7)」になりますね。
ということは、
「セブンス・コード」の「ルート」以外の音を半音下げれば、「ディミニッシュ・コード」になる
ということです!
実際にギターで「セブンス・コード」を押さえてみて、「ルート」以外の音を半音下げて押さえてみてください。
と言っても、
慣れていないと、どう押さえて良いか分からないですよね。。
(^◇^;)
タイプ2のセブンス・コードが、一番簡単に「ディミニッシュ・コード」に変えることができるかと思います。
セブンス・コード タイプ2
ローコードの「Dセブンス・コード(D7)」で使われている「カタチ」ですね。
D7
まずは、この「D7」を「Ddim」にしてみて、「ディミニッシュ・コード」の響きを味わってみると良いと思います。
4弦は解放弦のまま、3弦~1弦を左側に1フレット移動して押さえれば、「Ddim」になります。
2弦は解放弦になって、1弦と3弦の1フレットを押さえることになりますね。
また、
逆に考えると、
半音下の「セブンス・コード」の「ルート」の音だけを半音上げれば「ディミニッシュ・コード」になる
ということです!
例えば、
「Cdimコード」を弾きたい場合は、「B7コード」の「B」の音だけを半音上げて「C」にすれば良いわけです。
ぜひ他の「セブンス・コード」でも試してみてくださいね!
次回も「ディミニッシュ・コード」について、もうちょっと書いていきます。
ではまた!
(^∇^)ノ
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