花の妖怪を考える
あじさい妖怪ざわざわ
夜の暗がり あじさいの並木道のように
あじさいがたくさん咲いている道を歩いていると
あじさいの中に人の気配がする
着物を着た人とか軍人さんとか色々
ざわついているような気がする
ぼそぼそ話してるような
ごそごそ体を動かしているような
でも、ちゃんと見るとあじさいだ
ある時、アジサイと目が合ったという者がいた、
あじさいの花の下に
見開いた目とニーっと笑った口がついてるような、
首はあじさいの茎のように細い、
顔の輪郭は下のほうがうっすら見えるだけ
その者は、その話をする前、三日三晩うなされ続け、
その次の日にはケロっとしていた。
そして、その話をした夜にふと姿を消した。
その後にはあじさいの花が1塊、部屋に残されていただけだった。
また、ある時は、あじさいの花が一つ増えて咲いてるとか、
また、ある時は、
うなされていたのが本人で
ケロっとしたときのは妖怪のようだったとか、
また、ある時は、消えた人があのアジサイになったのだとか、
万が一あじさいと目が合ってしまったら、、、
人に話してはいけない
みたいな。
あじさいの咲く場所で肝試しをする前に話すと面白いかも
ホントはもっと綺麗で恐ろし気な妖怪を創りたかった

