2022年3月23日、卒業式を迎えることができた。

2017年4月に入学して、5年。たどり着いた「卒業」というゴール。

本当にこの日を迎えられるなんて、夢のようとしか言えない。

 

文学部の卒業式は、3月23日(水)午後から、日吉記念館で行われ、参加した。

薄曇りの朝、雨は夕方以降の予報だったから、少し安心していた。しかし午前中の式に参加していた法学部の友人から「日吉記念館は中でも寒いから、着るもの気をつけて」と連絡が入る。気温は11度くらい。数日前はかなり暖かい日が続き、もしかしたら卒業式に桜が見れるかもと思っていた位だから、コットンの春コートを着ていこうと思っていたが、どうもそれでは寒そうだ・・・。急きょ、長めウールのコートに変更する。

久しぶりの日吉キャンパス。最初の年、初めての夏スクーリングで通った印象を思い出す。独立館の広い教室で、誰も知らない教室でどこに座ろうか、身の置き場に迷った。でも、スクーリング期間中同じ席に座ることができて、自分の居場所ができたような嬉しい気持ちになったこと。そして、徐々に近くの人と話せるようになり、授業の内容を共有したりし、緊張した初日から、通うのが楽しみと感じるようになったこと。懐かしい。

 

今日は、そのキャンパスに卒業生として降り立つことができた。

本当に感慨深い。

娘と同世代の袴姿の女の子たちの眩しい姿や、着なれないスーツを着た男の子たち、でも、みんなどの顔も晴れ晴れとして笑顔の花が咲く。そんな賑やかな学生たちの波に乗るように、私たち通信生も記念館への道を歩いた。

そして、初めての日吉記念館に足を踏み入れる。在学中に慶友会で卒業式の手伝いをしたときは、この記念館は再建中で、横浜別会場で行われた。新しい記念館はとても明るく綺麗で広くて、建物も私たちの卒業も祝ってくれているよう。

 

塾歌が流れると、本当にその感激が胸に押し寄せた。何度も聴いたこの歌だが、今日くらい胸に響いたことはなかった。塾長の祝辞の中で「学んだことを社会にお返しして欲しい」という言葉に、微力かもしれないが、私にできる範囲で社会のために役立ちたいと改めて思った。

その後大きな階段教室で、学位記の授与があった。数年前、先に卒業した友人の学位記を見せてもらい、いつか自分の名前の入った学位記を手にしたいと思ったことを思い出す。

改めて、ここまで挫けずに歩んでこれたこと、教授や先生方、支援してくれた家族や友人、慶友会の仲間、そしてブログで応援してくれた皆様に感謝をしたい。

 

ありがとうございました。