(C) 2007 Twentieth Century Fox
『ジャンパー』(2008・アメリカ/88分)
★★
監督:ダグ・リーマン
出演:ヘイデン・クリステンセン ジェイミー・ベル サミュエル・L・ジャクソン ダイアン・レイン
3月7日(金)全国ロードショー
今、CM流れまくりの映画「ジャンパー」
どこにでも瞬間移動できる特殊能力を持つ青年が、その能力を壊滅させようと企む集団組織パラディンに追われるというアクション作品です。
主演は
「スター・ウォーズ」シリーズで青年期のアナキンに抜擢され
共演したナタリー・ポートマンと恋愛関係になったのに(当時)
イマイチ、どーんとブレイクしない
ヘイデン・クリステンセン君です
イケメンでハリウッドスターなのに「普通」感が否めないヘイデン君
完璧、アクション大作の雰囲気に呑まれちゃってます
俳優が映像に負けてちゃダメじゃん!
まさに世界中を(ベタな観光地ばかり)行ったり来たりするんですけど
ヘイデンじゃなんか物足りない・・・。
↑これはCGですが、本物で撮影させてくれと頼んだらしい。いくらハリウッドでもそれは・・・・ムリだろ。
時間的にも、ハリウッドアクションではめずらしく
88分と短いし。
主演はヘイデン君ですが、彼と同じように「テレポート」能力を持つもう1人のジャンパーを演じた
ジェイミー・ベルの方が断然イケてました
(ジェイミー君とは「リトル・ダンサー」のバレエ少年といえば、もうお分かりですね!)
美少年は、青年になっても男前です。はい。
彼の方が、オーラありました。はい。
アクションも似合います。はい。
カッコいい。(≡^∇^≡)
一方、ヘイデンは
「海辺の家」「ニュースの天才」などのドラマ系の作品の方がしっくりはまってるような気がしてならない
日本ではジャンパーの次に「ファクトリー・ガール」が公開待機中なので
そっちのヘイデン君に期待したいと思います
で、で、内容はというと
・・・・。う~ん。
これまた、
普通?
みたいな。
(°∀°)b
監督のダグ・リーマン
「ボーン・アイデンティティ」
↓
「Mr.&Mrs.スミス」
↓
ときて
「ジャンパー」
あれ、だんだん質が落ちてる???
まさかの退化?
まっさかさまに退化?
いや、ごめん。言い過ぎた。 (かもしれん)
でも、
ご都合主義な展開
と
無理やり終わらせたようなラスト
は
あまりにもテキトー
ではありませんか?
作品に対する監督の愛が感じられません。
ジャンパーは世界中どこへでも「瞬間移動」できるのに
敵に簡単に捕まってしまう
そのわけとは!
敵が「ジャンパー」に執着するあまり
「ジャンパー」の”残り香”を識別できるように進化したから
∑ヾ( ̄0 ̄;ノ
なんだそれ?
っていうか、敵にはジャンパーを捕まえるための意味不明な”道具”がたくさん
それはまるで、意地の悪いドラえもんみたい・・・。
↑ジャンパー抹殺を狙う敵のサミュエル・L・ジャクソン。この手に持つ道具はなんでしょう~
そして、もう1つ問題なのが
ジャンプの”裂け目”
それを辿れば、ジャンパーじゃなくても、空間を移動できる
というシーンもあり。
なんじゃそりゃ。
そんなんあり?
ちょっと、ポカーン(゜△゜)
まぁ、でも前半は面白いです。
ヘイデンの15歳くらいのときを演じた男の子の場面と
ジェイミー・ベルに注目してみてください。
でも、ジェイミーくんもありえない最後を迎えます
それで終わり?ほったらかしやん?かわいそう・・・。
と同情しちゃいました。