『世界最速のインディアン』 | 夢中毒のすべて

夢中毒のすべて

オススメ映画の紹介など


(C)2005 WFI Production Ltd.


『世界最速のインディアン』(2005/アメリカ・ニュージーランド/127分)

★★★☆

監督・脚本・製作 ロジャー・ドナルドソン

出演 アンソニー・ホプキンス クリス・ローフォード アーロン・マーフィー クリス・ウィリアムズ

07年2月公開予定


奥田瑛二が日本には年齢のいった俳優が主役を演じられる映画が少ないということを嘆いていました。で、70近い緒形拳を起用して『長い散歩』を撮ったわけですが、確かに邦画はお年寄り主役って少ないかもあせる

世界一の長寿国なのにね(?)DASH!


でもアメリカ映画は違います。年をとってもビッグスターの出演作はいっぱいあります。主演でね。これもそのいい例でしょう世界最速のインディアン」に主演するのは、アンソニー・ホプキンス。いつも、迫力ある役で猟奇的なイメージがある”じいさん”ですが、今回はいつもと打って変って”誰にでも好かれてしまう”感じのいいおじいさん役なのですニコニコ


タイトルに「インディアン」って付いてますが、インディアンの映画じゃございませんパー

インディアンとは”バイク”の名前車



おじいさんは1920年代・21歳の時に買ったインディアンに改良を重ね”世界最速”に挑戦するのです晴れ

でも、挑戦するといっても、挑戦した時代は1960年代。おじいさんが63歳の時でした。

その時代には、新しくて、高性能で、速く走るバイクはいくらでもあります。

でも、おじいさんは、おんボロのインディアンに世界最速の夢をかけ、ニュージーランドからはるばるアメリカのユタ州にあるスピードの聖地「ボンヌヴィルまで長い旅に出るのでしたあし

そこで毎年開催されているスピードを競うレースにでるために・・!


田舎からアメリカに出てきたおじさんは、右も左もわかりません。さらに、物価が高いことに驚きますΣ(゚д゚;)

しかも、あのアンソニー・ホプキンスがなんと!騙されてお金を取られてしまう一面も!(笑)ショック!


でも、それ以外はどんな窮地でも誰かが協力して助けてくれるのです。日本でもあの大ヒット映画の3丁目でも描かれていたように昭和30年代はいい時代でした流れ星(産まれてないから知らんけど・・)

なんだか、懐かしいような、おじいさんの頑張りに胸が熱くなるような・・(●´ω`●)ゞ。


夢が人に与える影響の大きさを実感した作品でした。


アメリカ映画の質は年々落ちているといわれてますが、ちゃんとビッグスターを起用してこんないい映画も撮っているのです。アンソニー・ホプキンスはほんとうにどんな役でも出来ますね。羊たちも沈黙したあの恐ろしさから、この映画のほのぼのぶりは想像もつきません。すばらしい!!


VIVA!!