『どろろ』 | 夢中毒のすべて

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(C)2007映画「どろろ」製作委員会

『どろろ』(07/日本/138分)

★★★☆

監督 塩田明彦

出演 妻夫木聡 柴咲コウ 瑛太 土屋アンナ 杉本哲太 麻生久美子
1月27日(土)全国ロードショー


映画の内容よりも主演二人の交際報道が先行していただけに、正直見る前は、中身はあまり期待していませんでした。スキャンダル効果で売るつもりかと勘ぐっていたのですが、これが上出来アップ!!!ちょっとビックリしましたね。ニュージーランドロケにより「どろろ」の世界観がスケールいっぱいに広がっていて、なんともみごたえあり!!


はるか古か遠い未来か、さだかではない。

大地の東の果てにあるその国では、数十年に及ぶ戦が続き、

秩序を失った争いと荒廃だけがすべてを支配していた。(プレスより)

 

天下統一を狙う武将・醍醐景光(中井貴一)は、自らの野望をかなえるため、生まれてくるわが子の四十八体を魔物に捧げてしまう。目や耳、口、足、手、五臓六腑、体の全ての部位を奪われた赤ん坊は、呪われた子として捨てられた。

 その赤ん坊を救ったのは、呪医師といわれ秘術を使う寿海(原田芳雄)という男。彼は、肉の塊のようだった赤ん坊に、秘術で仮の肉体を与え、その両腕には刀を埋め込んだ。それから20年。立派な青年となった百鬼丸(妻夫木聡)は、寿海の死の間際に出生の秘密を聞く。その後、百鬼丸は元の体を取り戻すべく旅に出ることを決意する。

 

 体を取り戻すには、四十八の魔物を切り倒す必要があった。その旅で出会ったどろろ(柴咲コウ)と共に魔物を倒し、体の部位を一つずつ取り戻していく姿は圧巻!爆弾迫力のアクションと、衝撃的な運命に目を奪われますひらめき電球

 クールな百鬼丸を颯爽と演じた妻夫木聡と、自由気ままな大泥棒どろろを気合で演じた柴咲コウ。この配役、この二人意外に考えられません。さすが売れっ子。演技の幅をまた広げたみたいですね。素晴らしい。

 妖怪・魔物もたくさん出てきます。どろろと百鬼丸が出会うシーンで出てくる“ヤシガニ”はかなりカッコイイ。でも、途中でハイライトのような場面で出てくる妖怪たちがちょっと安いんですよね。ウルトラマンの怪獣みたいな“質感”なんですよ(笑)なんで、あそこだけ手を抜いた!?みたいな・・。

でも制作費は20億です!10億でヒットと呼ばれる日本映画界で制作費が20億。これは、もう50億のヒットを確実に狙ってますね。今年で言えば「海猿」くらいヒットさせたいんでしょうね。でも、確実にヒットしますよ。これは。面白いもん。