『あるいは裏切りという名の犬』 | 夢中毒のすべて

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第30回セザール賞 8部門ノミネート


『あるいは裏切りという名の犬』(04/フランス/110分)

★★★★

監督・脚本 オリヴィエ・マルシャル

出演 ダニエル・オートゥイユ ジェラール・ドパルデュー ミレーヌ・ドモンジョ


関西公開は・・・

1月6日(土)~テアトル梅田、シネリーブル神戸

1月13日(土)~京都みなみ会館


上の写真を見て一目で惹かれてました。この感じからして、相当しぶい「男の映画」だろうと。

で、先日ついに見せて頂きました。


・・・・うわっ!期待通り!


フランスが得意としてきた犯罪ノワールスペード でも、最近はあまり見かけませんでした。(日本で上映されないだけかも知れないけれど)

これだけ重みのある映画に久しぶりに出会えて本当にうれしいグー

もう一回見たらもっと楽しめるかも。


ストーリー

パリ警視庁。仲間から信頼され正義感の強いレオ(ダニエル・オートゥイユ)と、野心家で出世のためには悪にもなるドニ(ジェラール・ドパルデュー)は、かつて親友だった。しかし、二人はレオの妻であるカミーユを奪い合った過去が有り、今は次期長官の座を争うライバルとなっていた。現金輸送車強奪事件でレオに手柄を奪われたドニは、ある殺人事件へレオが関わっていると密告―。ドニに裏切られたレオは逮捕されてしまう。



友情裏切り

二人の宿命。男の運命


警察という組織全体の中で絡むが、すごく分かりやすい。と思ったら、なんと監督は昔、警察官だったとか。

その現役時代のいろんなエピソードを混ぜた”実話”からなる映画だそうです。

へぇ~キノコ

どうりで、凄みがある ・・・フッ

丁寧に折り重なったストーリーは見ごたえありフィルム


でも、ただ単に警察官同士のたたかいというだけでなく、

「男の守りたいもの」、「プライドと”生き様”ををかけた挑戦」という深さがある。

それは、きっと名優たちの存在感による力だろう。


で、この作品はハリウッドのリメイクが決定しているのです。


レオをロバート・デ・ニーロが。ドニをジョージ・クルー二ーが。


フランス版より主演の二人の年齢差がありすぎるのが気になりますが!?デ・ニーロは自分の会社でリメイク件を獲得しただけあり完璧はまり役ですね。フランス版のレオを演じたダニエルとホクロの位置も同じだし(笑)

最近、コメディ路線の多かったデ・ニーロが久々に渋さ満開に演じてくれるのが楽しみでなりません!!