どうしてさいたま?
今回のパリ出張の機内で、映画「翔んで埼玉」(武内英樹監督2017年)を、往復で観てしまいした。理由は途中で寝てしまったから。
映画は、埼玉県熊谷市在住の一家が、車で東京に行く途中のラジオから聞こえてくる物語で始まります。
埼玉県は首都圏の地図の中央にあり、海が無い県。熊谷市は毎年夏に全国猛暑最高気温の記録更新中です。
魔夜峰央原作の漫画作品は、1982年に宝島社から発売されてからベスト・セラーになり、それが徳永友一脚本で、モダンでグローカルなコメディー映画に変わりました。
埼玉県民は通行手形がないと東京には入れず、強制送還。
江戸時代の藩の関所や、アメリカとメキシコの国境の壁を連想させます。
出身地や居住地については、個人のプライバシーを擁護する今も気軽に尋ねられるようです。三代続く江戸っ子もさいたま市民も、そう多くはないでしょう。私の周囲でも東京から引っ越して来た人、東京の学校に通った人達がたくさんいます。
さいたまはベッドタウンなので、郊外の住民は早寝早起き。ペットと一緒に平和で健康な毎日を送り、コンサバなファッションが主流のよう~
ある日、さいたま市南浦和の住宅地で、浦和の有名店Iで買ったらしい?同じチェック柄の服を着た人を3人見かけました。
そこで、皆と同じ横並びの服だけでなく、何か違うファッションを探している人達に、もっとオシャレを楽しんでほしくて、欧米から婦人服を直輸入してブティックMUCHO(ムーチョ)を2000年に開店しました。
キャリアウーマン御用達のお店を銀座、丸の内に開くという夢もありましたが、当然家賃が高いので、ボツ。
しかし、それから13年後の2013年、東京渋谷区代官山にMUCHO2号店MUCHO2を開店。ボヘミアンな代官山では、いろいろなお客さんとの文化交流が楽しめます。
映画「翔んで埼玉」でセレブの名門私立寄付による裏口入学や、政治家の子息の海外留学によるリーダー育成という幻想とリアルの狭間で、世界各地で教育の格差、差別への抵抗、マイノリティの表現の自由を求める人達の運動が盛り上がっています。
PARISの高級住宅地16区の中にも市場や庶民的なお店があるように、大企業経営チェーン店ではないユニークな個人経営のお店が、代官山を散策していると見つけられます。
令和元年、ファッション探偵は、消費者の関心がグルメから衣住に移行する兆しがあるので、スイーツのパラダイスさいたまの中にも、ハイテクなアパレルメーカーの巣窟が無いかと、目を光らせています。


