仕事が終わり、友達とご飯を食べて家に戻って求人サイトの給料を見た後私は泣きそうになりながら家を出た。
どこでもいいから、ちゃんとした社会人になれれば良い。
就活してる時に考えてたのはそれだけだった。
それすら叶わなかった。
去年の4月にここは人気だから、受かったらすごいよ!って言ってきたエージェントを憎んだ。
今日の昼休み。私はこのままでいいのか不安になって今の待遇をどう思ってるのか同期に聞いた。
私の会社は同期は様々な年齢の方ばかりだった。それがまず私がこの会社に入って不安になって、同期に聞いてみようとしたきっかけでもあった。
聞いた2人は満足してる、むしろ転職してきて良かったと答えた。
今私達がいるところはみんなが知ってるような会社で外からの景色が最高に綺麗な会議室の一室だ。
けど、1人が言った。
「でも、みんなそれぞれ給料違いますもんね」
耳を疑った。私はみんな同じ給料だと思ってたからだ。「それぞれの派遣会社によって違うらしいですよ」
言ってることがようやく分かった。みんなの給料がどのくらいか私は知りたかったから自分の給料を先に言った。そしたら、2人は私より6万近くも高い給料をもらう予定だと分かった。
ここで私は自分が今働いている意味が分からなくなった。会社の業務内容は覚えることがもちろん多くて大変だけど、仕事だから当たり前かと思ってたから辛くなかった。
けど、エージェントが直接雇用になれるからとか事務職でここは凄いよとか無期雇用だけど正社員みたいなものとか全部嘘で、私はなんて馬鹿な選択をしてしまったんだろうと自分の無知さを呪った。
私の研修のペアの人が「実は私今月で40なんです」って言った時にこの職場の違和感に気付いた。
それからこの仕事をしている自分が辛くなった。若さを棒に振るってるのではないかと不安に駆られた。今になって正社員の安心さに気付いた。自分の無知が生んだ間違いに気付いた。
けど、もう遅い。