名古屋から、新たなギャラリー公開します。
せっかく名古屋なので、
以前の無限界ブログで掲載していた城ギャラリーを
新たに撮り直してリニューアルすることにした。
そこで、名古屋市内にある名古屋城と、
犬山市にある、国宝 犬山城を撮ってきた。
城好きな方、楽しんで戴けたらと思う。
また、Newカメラで写真クオリティが上がったものの、
ただ綺麗な写真だけではフォトアルバムになってしまうし、
いくら構図に拘ったとしても
私自身のクリエイティブやアートとしても面白くないので、
今回は、撮った画にエフェクトを加え、
創作アート性を増してみた。
以後、創作アート性を盛り込んだ画も公開していきます。
--------------------
犬山城
まず最初は、犬山城から。
犬山城の歴史は公式サイトをご覧戴ければと思うが、
北に岐阜城、南に小牧城を見ることができる、
織田信長ら戦国好きな方なら、よくご存知でしょう。
→ 犬山城のサイト
また、犬山城は国宝であり、
観光として、城内~天守閣を見て廻れるよう
手すりなどが付いているものの、
柱、床、天井、かなり急こう配な階段など、そのままであり、
武将になった気分で見て廻ることが出来る。
犬山城、ロング画。
今回、犬山城も名古屋城も、
モノクロ(戦国時代イメージ)の中にカラー(現代イメージ)があり、
時空間の乱雲が周囲にたちこめるイメージで加工してある。
つまり、戦国の城が時空を超えて在る、といったイメージ。
※実は、戦国の城に攻め入るイメージで、
わざと画をブラした城内画も撮っていく計画だったが、
このGWの日、年に3本の指に入るぐらい超混雑しており、
城内へ入るに一時間半ぐらい並び、やっと入れた。
そのため、城内は人人人人…と、人だらけで、
カメラをどこに向けても現代人がたくさん!
…ということで、そういった城内撮りは諦めざる得なかった。
様々なアングル画を4枚。
この犬山城、引きで撮ろうとすると、
ちょうど天守閣を隠すように木々の枝が邪魔をしてくれる。
庭師さん、あの枝たち切ってくれ~い、と言いたくなるぐらい^^;
その上、城内へ入るためにずっと並ばざる得ず、
絶妙なポジションやアングルから撮りたくても撮れなかったり…。
今回の犬山城の撮りは失敗でした。
いつもは、待っても10分ぐらいと空いてるらしいので、
今回は、ホントにタイミング悪かったよう。
(そもそもGWに行ったのが間違いでした…(>_<))
城内から二枚だけ掲載。
例えは悪いが、まるで蟻の行列のように
次から次へと絶え間なく、階段から人が上ってくる。
もちろん仕方がないのだが、
現代人が写ってしまうと戦国世界はどこへやら…なので、
城内撮りはダメでした。
それにしても、とんでもなく急こう配な階段。
戦国の方々、降りる時に滑落しなかったのか??と考えたり。
----
追記。
犬山は、桃太郎発祥地らしく、きび団子が売っていた。
--------------------
名古屋城
犬山城の失敗もあり、
急きょ、名古屋城へリニューアル撮りに出掛けた。
名古屋城は、子供の頃から何度も行っており、
周囲の堀でよく遊んでいた。
→ 名古屋城のサイト
城好きな方ならご存じと思うが、
名古屋城は戦火で焼けており、鉄筋コンクリの城である^^;
そして、天守閣は展望台と土産売り場^^
現在、本丸御殿を再現するぞ!と復元工事をしているが、
気持ち的には、やっぱり焼失前の城が見たい。
名古屋城は金の鯱鉾で有名だが、
瓦は銅で、青銅色をしている。
この撮り日は最高に晴天で、
名古屋城は、陽の光を浴びて、魅入るぐらい煌めいていた。
子供の頃から何度も見ている城だが、
今回は本当に煌めいて、城が美しかった。
たくさん撮った中から、どっと数点を載せた。
狙い過ぎ感ある、松の木横に城が小さく見える画、
広角パースを効かせたアングルの画、
枝キャストの隙間から城が見える画、
お尻からであるが鯱鉾の画、など。
以前に撮った名古屋城の画にも面白い構図があるが、
新旧あまり混ぜたくないので使わなかった。
そして、最後の二枚。
名古屋城を撮っていると、
ちょうど飛行機雲が、真っ青な空に走っていた。
(この日の空の青さ、感じて戴けると思う)
そこで、広角で飛行機雲を入れ込んで撮った。
こういったスペシャルなキャストは嬉しい。
下の画は、堀にいる鹿さんたち。
今回は撮らなかったので、この画は以前のもの。
構図的に良くないが、鹿さん紹介ということで。
--------------
…というわけで、
犬山城でのアクシデントはあったものの、
創作アート性を加えた今回の画は、今後へ繋がるだろう。
*
私自身、ゲーム仕事で戦国ものを作ったことがあり、
また、黒澤監督の戦国映画に魅入られたこともあり、
そういった経緯があって、城を撮るに至っている。
さすがに歴史マニアとは言えないが、
城が持つデザイン美、勇壮さ、
そして何より、実在した武将たちの戦国のドラマを、
戦いのシーンを、巨城からイメージ膨らませることが出来る。
架空のSFでもファンタジーでもなく、
実在した武将たちによる大スケールの戦国絵巻。
そこに魅了される方は多いだろう。
タイムワープが可能なら、
信長の頃の那古野城を、安土城を撮ってみたいものである。