スイス軍 の 現用 正式ライフル は、SIG SG550 ( STGW 90 )ですが その1つ前のモデルは“ STGW57 ”という 軍用ライフル でした。
↑ この兵隊さんが担いでる銃です。
因みに この銃へ着ける スイス軍 銃剣 が “Bajonett Stgw57 ( M57 Bayonet )”となります。
昔ならではの、長い銃剣ですネ~
この 銃剣 は、スイスアーミーナイフ で有名な ビクトリノックス や ウェンガー が作ってました。
因みに、刀身の根元にある刻印で
V は VICTORINOX W は WENGER
が製造した品という事らしいですヨ!!
今回は、この 銃剣 の鞘 を吊るすための Bayonet Frog “ 革吊り ”の紹介です。
57銃剣 には概ね 以下 3種類の 銃剣吊り が使われたようです。
左から古い順になってます。
Koppelschuh zu Stgw 57 Bajonett
(裏側です) Schweizer Armee Stgw bajonett halter Frosch
Stgw 57 ライフル マニュアル より
こちらが初期モデルの モデル55 ( MOD 55 )
ベルトループの下、半月部分の所まで革が二重になって縫われてます。
それと、スカバード(鞘)を装着する時に通す革ストラップを、外れ難くするための横革が縫われてます。
66 なんで 製造は1966年のようです。
こちらは中期の モデル70 ( MOD 70 )です。
“55”よりも作りが簡素になってます、ベルトループ下 半月部分よりも上で縫製されてるのと、鞘留め革ストラップ用の横革が廃止されてます。
( 86 なんで こちらの製造は1986年)
最後期の プラスチックラバータイプモデル です。
一応 モデル90 ( MOD 90 )としておきます。
製造年が入ってませんが、大体1990年前後に作られた物でしょう!!
マニュアルではこの FROG の名称が、scheidentasche 195x58mm kunststoff となってますヨ。
こちらは、現用 SG550 ( stgw90 ) ライフル 用の 90銃剣 を吊るす場合にも使われてます。
こう見ると、年を追う毎に作りが安っぽくなって行くように感じますネ~!?