9/1 

見えない鮭とフクロウ

「鮭の遡上見たいなぁ」「フクロウ見れねぇかなぁ」って話になった

羅臼岳麓のビジターセンターで鮭の遡上が観れるスポットをいくつか教えてもらった。

まずウトロ市街のど真ん中にある川に行った。しかし魚影はみえない。30分ほど粘ったが、静寂であった。周囲もほとんど人いないしこれは嘘つかれたのかもしれない。

諦めてウトロのキャンプ場へ向かった。そう、知床のキャンプ場である。みんな焼きそばをすすったあの炊事場は、何ら変わりなかった。

 

今日の夜ご飯は鳥塩鍋であった。TTAさんとタレミとともにご飯を食べていると、左のほうから「ホーホー」と鳴き声が聞こえた。興奮を抑えられなかったTTAさんと僕はすぐに声の方向へ向かった。フクロウはでかい木にいるらしい。探し方はグーグルさんによると光をフクロウに当てることらしい。当たり前なんだよなぁ。たまに聞こえてくる鳴き声をもとに周囲を見渡してさがしたがなかなか見つからない。30分くらい目を凝らして探したが残念なら見つけることができなかった。登山でかなり恵まれたので、これ以上は贅沢というものだろうと、自分に言い聞かせた。

 

9/2 オシンコシンの滝と鮭

鮭の遡上がどうしても諦めきれなかった。そこで車での移動中、人が集まっている川があったら行ってみようというスタンスを取った。するとやたらと釣り人が多い川がみえた。これはもしやと思い寄ってみると、なんと魚影が見えた!

どの鮭も川の流れに逆らって泳いでいる、、というか留まっている様子であった。まったく動く様子がない。違うんだ、そうじゃない、と我々は思った。我々が見たいのは激流に対して雄大に逆らって川を登っていく姿なのだ。そこで我々は得意のステイを行なった。だが次には斜里岳がありあまり猶予はない。

残念ながら30分待っても動く様子がないので、この場所を後にした。後で知ることになったが、どうやら8月中は鮭の釣り禁止で9月から解禁らしい。なので遡上を見るのであれば8月中の方が良かったのかもしれない。

 

 

 

〜斜里岳への道〜

ウトロ温泉キャンプ場から斜里岳へ向かう道中、清里という日本一美しいと言われている町を通った。ここのメインスポットは天に続く道である。どうやら2013年度北海道夏合宿でもここを通ったらしい。当時の記憶で思い出せることといえば、背後から迫る黒い雲から全力で逃げたことである。結局間に合わかった気がする。

今回は僥倖にも天候には本当に恵まれている。

天まで続く道は名前の通りで、さらに背後には斜里岳、緻密に整備された田園風景と、北海道らしくもあり、さらに美しい風景であった。

 

 

〜斜里岳登頂〜

前日の羅臼岳がそんなに体力を使わなかったこともあるかもしれないが、3人の中で何となく斜里岳いけるんじゃないかという話になっていた。獲得標高を見ても羅臼岳ほどではなかったこともあるだろう。 

前半は沢登り。沢登り自体は初めての経験で、濡れてる岩から足を滑らせて落ちるのではないかという恐怖感はあった。思った以上に安定感があったのは良かったが登りの7割が沢登りでしかも勾配がきつく、精神をすり減らされた。

 

その反面、時折現れる滝とそれに差し掛かる日光はなんとも神秘的であった。また振り返ると清里町が一望できた。

 

 

沢登りが終わり森林を超えると一気に景色がひらけそこには斜里岳の頂上とその周辺の尾根が現れた。あまりの壮観さにこれまでの大変さが一気に抜けていった。ああこれがカタルシスか。

 

そんな傍らでタレミが何やら指さして興奮している。なにかと思い振り返るとなんと霧の晴れた摩周湖がみえた。ああ摩周湖っえこんな形していたんだなぁ

 

左の山に囲まれてる湖が摩周湖、右側にあるのが屈斜路湖

 

尾根をひたすら進んでいき、とうとうぼくたちは斜里岳頂上についた。そこは360度展望で一方は清里、網走市街、さらにオホーツク海が一望でき、もう一方では知床半島、さらにもう一方では摩周湖、屈斜路湖、どこ向いても絶景であった。なんて僥倖、なんて贅沢なんだろうか。

 

帰りはルートを変え、尾根沿いを歩いた。こちらも展望がよく気持ちよく歩くことができた。最後まで美味しい山だったなあ

 

みきぷるーん