私は何か見えないものを探している

 

 

それは買えない

 

 

それは掴めない

 

 

だが私は追い求める

 

 

そして、ある朝だった

 

 

私はドンキに行こうと思って

 

歌舞伎町のほうまで歩いていた

 

 

 

すると

 

?「おねえさんちょっとちょっと!」

 

振り向くとそこには

 

明らかなホストみたいな人がいた

 

 

りん「なんですか?」

 

 

この後私はつまらない気持ちのまま

 

お店に入った

 

 

そこはバーのような形で

 

私はお酒を頼んだすると・・・

 

次から次へと男たちが出てくる

 

人がいないせいで

 

 

私に一点集中3分に一回

 

「ドリンクいただいてもいいですか?」

 

とくる

 

初見の私でもわかる

 

「これは値段やばいことになる」

 

一人千円でも1万近い・・・軽く飲みに来ただけなのに

 

これは大きな誤算だ

 

そもそも、自分の好みがいない

 

かなり重症だ

 

 

私は腹が立ち片っ端からディスる

 

何のために飲みに来たのやら状態

 

 

聞いてほしいことをたった一人二人に

 

言いたかっただけなのに

 

 

結局私は帰ろうと思ったときにあることにに気づいた

 

 

財布を見て何かおかしいと思ったのだ

 

「そういえば私今日いくらもらったんだっけ?」

 

 

そうあまりにも盲点

 

一本単価を私は知らなかった

 

 

戻って聞きに行く

 

りん「店長!私これいくらですか仕事やっているんですか?」

 

その時に私は答えてもらった記憶がない

 

 

返された言葉は

 

「これとこれで〇本だから、いくらじゃん」

 

と言われ何分いくらかわからなかった

 

 

単純に今思えば超安く働かされていたと思う

 

60分5000~7000くらいだろうか

 

 

りんはそこでキレた

 

 

つづく

 

 

 

10話終わり

 

 

10

 

 

 

 

 

変な人に会うことが多くなり

 

動揺を隠せない日々になってきた

 

私は都会を知ってきていた

 

田舎のように人を丸々信じてはいけないこと

 

ただ、私はまだわかっていない

 

 

 

店長「りんちゃん・・・」

 

店長「りんちゃん、お仕事がんばろ?ね?」

 

りん「・・・うーん。。。」

 

・・・

 

・・・

 

・・・

 

ピッ!!

 

 

照明が消えた

 

 

店長「それともこうして欲しいのかな?」

 

そう言って覆いかぶさってきた

 

 

りんは動揺している

 

店長「ていこうしないのかなにゃ~?」

 

りんは動揺している

 

店長はキスしてきた

 

りんは混乱した

 

 

りん(もしや、もしや・・・これは・・・)

 

なにかを察知した私

 

 

キスぐらいはいいのだが

 

 

今回は何か違う・・・

 

 

そう思ったのもつかの間

 

 

店長は私の股間を触ってきた

 

 

私は思った「客と同じ」だと

 

しかし、私にとって唯一、話ができて

 

 

相談できる人信頼を置いている人が

 

 

そんなことをしてきたら

 

 

私は断れなかった・・・

 

 

「この人が消えたら私はまた一人ぼっちになってしまう」

 

 

そんな考えがつよく

 

その行為を受け入れてしまった

 

 

そして、そんなことが何回も続いた

 

 

性欲なんかじゃない。。。ただ

 

「受け入れてもらいたい味方でいてほしい」

 

そんな思いだ

 

 

しかし、そんなこと長くも続くわけがない

 

 

お店に泊まる子がいれば

 

それで崩壊する

 

 

そしてそんなことが続けば

 

 

私は「受け入れてもらえない」という

 

寂しさへと変わっていく

 

その寂しさは次の方向へと向かっていく

 

 

つづく

 

九話終わり

 

 

 

 

 

私が待機場を変える場所にしてしまい

 

少し経った

 

最近の店長はより一層おかしい・・・

 

 

語尾に何かつけるのがマイブームらしい

 

 

あの日を境になにがあったのだろうか

 

 

 

私はいつものようにお弁当を買いにコンビニへと向かった

 

 

そろそろ、空き始めたレパートリー・・・

 

でも、どうすることもできない

 

そして帰り道

 

ふと声をかけられた

 

?「ねぇねぇちょっと待ってよ」

 

止まってすぐに自転車が横に止まった

 

 

男「ねえねえ、ちょっと気になったから声かけちゃった」

 

りん「・・・え?なんですか?」

 

男「そんな警戒しないでよー」

 

男「ちょっとだけ俺に付き合ってくれない?」

 

りん「え、いやです・・・」

 

男「ちょっとだけ!ちょっとだけでいいから」

 

私は逃げようと進もうとするが

 

自転車にはかなわない道を何度もふさがれる

 

ほぼ一本道のこの狭い路地

 

困った私は

 

りん「なんですか?やめてください・・・」

 

しかし男は一歩も譲らない

 

りん「・・・なにしたら帰ってくれますか?」

 

と聞いてみた

 

 

 

すると

 

 

男「おれの、ち〇こみてよ」

 

唖然とする私

 

りん(なにいってんのこいつ・・・)

 

男「ちょっとでいいからさー。ねー」

 

人が通るかもしれないところで

 

堂々とこんなこと言うなんて思いもしなかった

 

それも、帰る場所の目の前で・・・

 

またもや見るふりをして逃げたのだが

 

 

 

 

 

帰って何があったかを言うと

 

「そんなのいいから早く準備しろと言われた」

 

辛かったが出勤し仕事を終えて

 

みんな帰った後

 

店長と話をまたしていた

 

そのあとことは起きた

 

つづく

 

8話終わり

 

 

 

私は風俗嬢

 

どこにでもはいないニューハーフヘルス嬢

 

毎日、お客さんのあれを満足させるだけの

 

わかりきった仕事

 

その頃追い詰められて鬱な私は

 

毎日の記憶がうっすら残るかどうかの日々を送っていた。

 

 

お酒を飲み、朝方待機室に寝に行き

 

昼過ぎから仕事

 

そんなルーティーンができ始めたこっろ

 

 

?「ねえちゃん?今からどこ行くの?」

 

どこからともなく声がした

 

見渡せど人はいない・・・

 

勘違いかと思って

 

歩き始めた

 

 

すると

 

 

車の陰から男が一人出てきた

 

男「何してんの?」

 

りん「帰ってるとこですけど」

 

私は歩みを止めた

 

男「かわいいね~」

 

男「家の近くまで送ってあげようか?」

 

この時田舎から出てきて

 

初めて感じた

 

(あ~都会でも田舎でも乗せていってくれる人はいるんだな~)

 

 

そして私は疑うこともなく

 

その人の車に乗ってしまった

 

 

男は車を走らせ始めるが何が落ち着かない

 

そして一分もしないうちに

 

体を触ってきた

 

私はどこかでこう思っていたのだろう

 

男は安全だと・・・

 

しかしそんなことはなかった

 

自分が男だといってもこの男はやめようとしない

 

強引に自分のいちもつを満足させろと強引に言って行動してくる

 

 

この時私は悟った「力ではかなわないと」

 

 

しょうがない......いうことを聞く

 

 

 

 

 

 

フリをした

 

 

そして運転のスキを突き

 

動いている車から

 

ドアを開けて飛び降りた

 

 

そして、待機室についた

 

 

そこでそれを店長にはなし言われた言葉は

 

「金とって来いよお前!何タダで触らせてんだよ!」

 

何で帰る場所をこんなところにしてしまったんだろう・・・

 

つづく

 

話終わり

 

 

 

 

私はついに風俗嬢になってしまった

 

しかし、くそ客をどうしていいのかプレイをどうしていいのかを

 

未だに全然知らない

 

今思えば、店長も中々えげつない全くどうゆうことするかとか

 

いつ何をどう使うとか教えてくれないんだもの

 

わからない子を好きなようにしたかったのだろうか

 

ホントにわからない子には指導冗談抜きにしてほしいw

 

 

普通にオプションプレイだしこれ!

 

 

 

 

 

 

店長は疲れてボロボロの私に

 

夜こんなことを言ってきた

 

店長「りんちゃん、どう?やってみて」

 

りん「きついです・・もういやだ」

 

店長「そっか~」

 

そんな会話をしながら

 

私は店長を信頼してしまう・・・

 

 

 

 

バイトと掛け持ちしながら

 

こんなことをやっていたが

 

電車賃を考えると一日当たり

 

1500円くらい浮くため交互に出勤を入れていた

 

/結構経済的/

 

だがしかし、できればどちらかにしたい

 

普通の道に行きたい…

 

無理な希望だろうが…

 

 

そんなこんなで私は両方いきながら

 

ある日くたくたに疲れ

 

待機室で寝ていた

 

そんな時店長に起こされ

 

明日出勤するかと聞かれた

 

働きたくないマンになっていた私は駄々をこねる

 

だがしかし

 

そこで店長は私を抱きしめた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

後に押し倒した!

 

店長「じゃあ、全部忘れちゃお」

 

そう言って店長は

 

私を...

 

 

つづく

 

話終わり

 

 

 

 

 

 

私はテレビを見ながら

 

ある言葉を聞いた

 

そしてその言葉が耳に残った

 

 

それはどこかのお店のテレビだった

 

たしか、ウシジマくんとか流れていたのだろう

 

あまり気にしていなかった私

 

しかし、そこで思ったのだ

 

「お金が無くなったら体を売るんだなー」と

 

 

そして、バイトのシフトがあまりもらえず

 

お金に困りだし私は調べてしまった

 

 

ぶっちゃけあると思っていなかった

 

 

しかしそれはあって

 

面接を受けたらあっさり受かってしまった

 

 

そして、最初はためらうも

 

強引に引っ張られ

 

勤務してしまった

 

初めてはすごく痛かった・・・

 

(まさか童貞喪失して2年でこんな・・・まだ一人しかしてないのにー)

 

まー普通に考えて、事前のお勉強もしてないわけだから

 

ローション無しならそうなるよねーww

 

 

(なにのこ痛いの・・)

 

これが体を売る痛みカーくらいに認識していた

 

しかしながら

 

どこの風俗店にもいるけど

 

「生要求してくるくそ客」

 

それに初めて当たった時、なにがやばいのかとか

 

病気が何だとか知らない私は

 

なんかこいつ危ないくらいで

 

スルーしたのだが店長はその客をブラックリストに入れなかった

 

そして、どうしても来てしまう

 

その客は三回目に無理やり突っ込んできた

 

痛いといってもやめてなんてもらえなかった

 

「もう慣れてんだろ!」

 

といわれ、思うがままにされた

 

意気消沈し

 

 

かっすかすのような状態で

 

待機場所に変える私

 

そして私は店長に相談し

 

店長はそこで訳の分からない答えを出す

 

つづく

 

 

話終わり

 

 

四話

 

 

 

 

私はあり得ないくらい飲ませる店をやめた

 

そして、一日で辞めたからとか理由をつけられ

 

その給料はもらえなかった

 

新宿二丁目の時給は1000円で相場が決まっているから

 

タカは知れている

 

 

 

普通に考えて

 

ビジュアルがよくてそこそこ飲めて時給1000円もおかしいし

 

人より圧倒的にトークがうまいのに時給1000円なのはおかしい

 

 

 

だがそれがまかり通っている

 

段々上げますとか高バックとか言いながら

 

お水業界からしたら、雀の涙以下

 

飲んだ杯数の売り上げの1割程度しか本人に入らない

 

それもボトルバックがあるとも限らない

 

客のボトルはただ飲みしないといけない

 

シャンパンバックだって1,2割下手したらない

 

 

今の私ならわかるが初見ならわからない

 

だからそこでだましだましやっているとこが多い

 

入れ替えが激しかったり、無駄に在籍だけ多いなんてそれの象徴だろう

 

 

なんともひどいシステムだ

 

 

ゴミくず以下ですね

 

 

エンジョイ勢にはもってこいですが

 

正直これなら私はホストしてればとか普通に働いたほうが

 

お金貯まったなーとか思いました。

 

 

 

当時の私もこの初見殺しに会いました

 

普通に考えてバイトで入れたのに

 

OKもらってから三日働いたら

 

二週間くらい仕事もらえない時点で気づけばよかった

 

ここはダメだと

 

 

しかしそんなこと気づくこともなく

 

私はあることを思う

 

「どうしたらお金稼げるんだろう」

 

そうその頃私は髪がボブより少し短めでも

 

「髪を切れ髪を切れ」「不採用です」

 

ということが頭の中にあったので仕事が思いつかず

 

派遣登録しても紹介してもらえず

 

困ってどうしよう

 

 

そんな時

 

「金がねえなら、おちるしかねぇなぁ!!」

 

そんなワンシーンを見た

 

 

 

つづく

 

 

三話

 

 

 

私は気づくと新宿二丁目のスタッフとして

 

働くことになっていた

 

私は保険代わりに二つ受けて両方に受かった

 

しかし、これが大問題に

 

A店のスタッフなのにB店のスタッフもしていると

 

派閥みたいなものがあるらしく

 

「うちのを何横取りしてんのよ!」

 

ということになるらしい

 

 

それで、大分揉めたらしく

 

片方のお店の店長が謝りに行ったということを大分経ってから知った

 

 

そんなことはつゆ知らず私はのほのーんと

 

仕事をし始めたのだが

 

A店に初勤務

 

やるきは満々

 

さて接客になっていい時間過ぎてきたすると

 

お客さんが昭和のメドレーをかけだした

 

そして、歌えなかったらグラスいっきというものだった

 

多少自信のある私しかし、周りからすれば平成生まれは

 

 

いい餌食だったようで

 

マニアックなところばかり選曲され飲まされる飲まされる

 

ざっと二十杯は飲まされたころで

 

私もやけくそになって、「負けるかー!」と手拍子を馬鹿みたいに派手にした

 

しかし、「下品!」だと

 

下品なことばかりしている下品なばばあに言われ

 

カチンと来たのもつかの間

 

リバースタイムに入ってしまった

 

戻れば、さらに飲まされ

 

殺されると思いながら営業が終了

 

私はこんな日もある・・・

 

なんて生易しいことを考えているところに

 

先輩から一言

 

「こんなんで負けちゃだめだよ?」

 

 

「は!?」

私は悟ったこれがまだ序章にしか過ぎないレベルだということを

 

これ以上などざらにあるということを

 

 

 

私は電話を手に取り

 

 

こう言った

 

「今日で辞めます」

 

そしてA店に謝罪に来たB店に勤めることに

 

しかし

 

 

つづく

 

二話

 

 

 

 

気づけば私は新宿二丁目にいた

 

りん「ここが新宿二丁目か~!」

 

と言っても本当に土地勘がないので

 

どこが二丁目なのかよくわかっていない

 

しかし、私には行ってみたいお店があった

 

だから、GPSを信じてマップを見ながら進んでいった

 

 

 

私が最初に行ったのは女装のお店

 

理由はかわいくなれるのかを知りたかったから

 

 

いざ、お店を前にするとただの扉なのに

 

すごく、大きく重く感じた

 

勇気を振り絞り入ってみると

 

そこには私より圧倒的に伸長の高いきれいな店員さんと

 

ガッツリロリ系の服をまとった店員さん

 

そしてホストみたいな店長がいた

 

 

想像を超える驚きがそこにはあった

 

今のようにそうゆう世界が表になく

 

YouTubeなんかもまだ普及してない時代

 

とても刺激的だった

 

田舎から出てきた私は

 

意味不明の世界だった

 

ロリータすら見たことがなかった私

 

一瞬のうちに心奪われた

 

「ここに私のじゆうがある・・・と」

 

しかし、これが地獄の始まりだとは今に至るまで

 

思いもしなかった。

 

 

 

私は楽しく二丁目で遊び

 

数日が過ぎたころ

 

会社からの連絡が来ないことに不思議に思い

 

電話をかけた

 

 

 

すると

 

 

「申し訳ございませんが…」

 

不採用だった

 

 

早く気づけば・・・聞いてから行動すれば…

 

 

受かると思っていた

 

私は物件を借りてしまっていた

 

なので、どうしていいのかわからなくなってしまった

 

困った私はおじさんに相談したが跳ねのけられてしまったので

 

両親に!

 

 

しかし、どういってくれるわけでもなく

 

困った挙句

 

 

 

 

新宿二丁目の店に行っていた

 

誰かに相談したかった

 

しかし、普通に考えてもっといい策はなかったのか

 

なーんて思うが周りに友達なぞなく

 

私の頭には配信か新宿二丁目しかなかった

 

絶望的な二択であった

 

 

そして出した結論は

 

 

 

二丁目で働こうということ

 

とにかくバイトでも何でもしていればどうにかなると考えた

 

当時の私

 

しかし現実はそんなに甘くなかった

 

 

つづく

 

 

 

 

一話

 

 

 

わたしは東京に出てきて間もないころ

 

生きるすべを知らなかった

 

いつの間にか消えていくお金に

 

ただただ、焦りながら

 

私はそのことから目を背けてしまった

 

 

?「○○さん・・・どうですかね~」

 

?「そうだね~でもきびしいんだよね~」

 

?「○○さん。。。どうですか?」

 

?「うーんそうだねー・・・」

 

 

 

 

私はおじさんのコネで入社しようとあれこれ会社を回っていた

 

しかし、なかなか取り合ってもらえず

 

話が進まなかった

 

 

そんな中

 

 

会社の人「いいですよ~!」

 

そう言ってくれた会社があった

 

会社の人「いやね~、去年入ってくれた子もすごく頑張っててね~」

 

会社の人「全然採用してもいいと思っているよ~」

 

私は神かと思った

 

 

「救われた・・・!」

 

 

というのもつかの間

 

会社の人「いや~ほんと最近入ってくれた‘女の子‘は良くやってくれてるよ」

 

りん「・・・え?」

(心の中に少しうれしみと間違えているという誤解を晴らそうとする心が入り混じる)

 

りん(えーっと。。。どういえばいいんだろう)

 

りん「えーっとあのー」

 

会社の人「どうしたの?聞きたいこととかあるなら言って!」

 

おじさん「いや~この子男の子ですよ」

 

場が凍り付いた

 

 

そして、しばらく間があった後

 

会社の人「あ~ホントにやる気があるなら、一週間後の合同面接受けに来て」

 

といい、私は受けに行き

 

物件を借りた

 

そして、一度は行ってみたいと思っていた

 

新宿二丁目へと足を運んだ・・・

 

 

つづく