11/3、龍吟庵に行きましたので

その模様をお伝えします。

 

重森三玲氏作庭の龍の庭


東福寺本坊に続いて塔頭の龍吟庵が

特別公開しておりますのでそちらへ移動


過去2回ほど行っていますが

実に6年ぶりの訪問となりました。


龍吟庵(りょうぎんあん)


所在地:京都市東山区本町15丁目812

御本尊:宝冠釈迦如来


臨済宗東福寺派の東福寺塔頭寺院

大明国師の住居跡だったこともあり

東福寺塔頭の中でも筆頭の格付け


方丈は国宝(室町時代)、表門は重文

(桃山時代)となっている。


東福寺本坊の先を少し進むと

龍吟庵の案内板がありました。


龍吟庵へ行くにはこちらの偃月橋を

渡って行きます。


偃月橋(えんげつきょう)


橋の先、表門の前に受付のテントがあり

こちらで拝観料500円を納めます。



配布パンフの庭園説明部分▼

趣の異なる3つの庭園が方丈を囲む


御朱印情報 御朱印


正法眼蔵と書かれた書置き御朱印

400円とのことです。


参道に沿って進みます。


こちらの山門から入ります。

も~~ん


山門振り返りもきれいだったりする。


ここからは重森三玲作庭の龍吟庵

3つの庭園を順に見て行きます。


方丈へ上がってまず最初に目にするのは

方丈正面の南庭(無の庭)


一木一草も用いない白砂だけの

枯山水庭園です。


竹垣は稲妻模様雷

 

南庭の隣にはメインの西庭(龍の庭)


重森氏独特の石組は龍、白砂と黒砂の

雲の中から姿を現している様子を表現。



庭園の右手からが特に美しいです。

これを今PCの壁紙にしてます。▼


左手からは竹垣が見えます。


この竹垣の模様は・・何でしょう


青もみじでもきれいですが紅葉したら

また異なる趣になるでしょうね。青紅葉もみじ


方丈の真裏に開山堂が建ち堂内には

重文の「大明国師座像」を安置する。


最後に東庭(不離の庭)

赤砂に9個の石組が配される。


こちらの竹垣は細い竹が押し花の

ように挟み込まれている


長い石が国師、その前後の石が狼から

国師を守ったとされる犬を表している。


右手が庫裏、左手が方丈

庫裏と方丈の間に作られた庭園です。



龍吟庵にはこのような3つの異なる趣向の

枯山水庭園がバランスよく配置されている。


この庭が作庭されたのが昭和39年、

庭園としては古いものではないですが

非常に完成度が高いと思いました。


以上龍吟庵(東福寺塔頭)の御朱印と庭園

でした。


≡完≡